メルセデス・ベンツ Mクラス
メルセデス・ベンツ Mクラス

インテリアの "デザイン" "色合い" "質感" はどれをとってもメルセデスらしい高級感のあるもので、先代とは相当違う印象だ。

メルセデス・ベンツ Mクラス

新型になり左右の余裕が広がった。シート自体も大型でゆったりとしている。

メルセデス・ベンツ Mクラス

分割可倒機能などの機能性を持たせつつ、乗用車としての本文を忘れてない快適なリアスペースを提供しているのがメルセデスらしいところだ。

メルセデス・ベンツ Mクラス

フロアシフトを廃して、ギア位置(P-R-N-D)を選択する電子セレクターレバーをステアリングコラム右側に配置。これにより、センターコンソール周りがすっきりして、機能性やスペースユーティリティが向上している。またステアリングに組み込まれたプッシュ式スイッチによってシフトアップ&ダウンをマニュアル感覚で操作できる "ダイレクトセレクト" という新機構を採用して操作性を向上させている。

メルセデス・ベンツ Mクラス

メーターはシルバーのベゼルで飾られ、モダンかつスポーティなイメージ。その他、センターコンソールやドアパネル、エアコン噴出口など各所にクロームやアルミニウム素材をアクセントとしてあしらい、上質な雰囲気を演出している。

メルセデス・ベンツ Mクラス

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ML500だと1000万円にも届こうかという超高級車だが、シートアレンジが豊富で使い倒すことが出来る。ちなみにリアシートは2:1分割式。こんなクルマでアウトドアを楽しめるような生活は、ある意味「Sクラス」よりも贅沢かもしれない。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

格段に向上したインテリアの質感

 初代モデルのインテリアはメルセデス・ベンツクォリティに欠けた大味なイメージのものだったのに対し、今回の2代目モデルではインテリア回りの雰囲気も格段に質感が向上した。本革シートやウッドパネルなどの自然素材を使うことなどによってプラスチッキーな部分がほとんどなくなって質感の高いインテリアを作っている。
 ボディサイズが大きくなったことによって左右のシート間の感覚が大きく広がったほか、後席の頭上と足元、あるいはリヤのラゲッジスペースなど、いずれも大きく拡大している。2列シートで乗車定員は5名だが、リヤシートは分割可倒式で、座面を起こして背もたれを倒すダブルフォールディング式。これによって広くてほぼフラットなスペースを作ることができる。大きな力を必要とせず、簡単にラゲッジスペースを拡大できるのも良い。
 装備は上級グレードのML500にハーマンカードンのカーオーディオを標準装備するなど、高級感にあふれた仕様が用意される。ほかのメルセデス・ベンツ車にも採用されるカーナビも標準で装備される。ESPやカーテンエアバッグなど、充実した安全装備が用意されるのもメルセデス・ベンツ車として当然のことである。

代表グレード
ML350スポーツパッケージ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4790×1910×1815mm
車両重量[kg]
2150kg
総排気量[cc]
3497cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
272ps(200kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
35.7kg-m(350N・m)/2400-5000rpm
ミッション
電子制御7速AT 7G-TRONIC
10・15モード燃焼[km/l]
7.9km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
693.0万円
発売日
05/10/11
レポート
松下 宏
写真
和田 清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム