プジョー・ジャポンは4月28日、プジョー307CCの販売を一時的に停止すると発表した。

 車両横転時の後席乗員保護として装備されているオートマチックロールバー(横転時リアシート乗員保護装置)には、エアバッグやシートベルトプリテンショナーと同様な点火具があり、この点火具には火薬が使用されていている。これについて、経済産業省に対し、同安全装置に関する「火薬類取締法」に基づいた適用除外申請が行なわれていなかったのが理由。

 この状況が判明した時点で、直ちにプジョー307CCの輸入並びに販売を自主的に停止し、経済産業省に報告を行うと同時に、今後の対応につき調整中とのこと。

 なお、今回の販売停止は、車両の安全性に関する問題ではなく、現在307CCを使用中のユーザーは、引き続き安心して同車を使用できるという。