カッコイイクルマにふさふさの髪の毛で乗りたい!そんなあなたに朗報!!飲む毛生え薬プロペシア

アメリカではすでに使用されている。これからは毛生え薬を飲む時代!

 最近、雑誌でAGAと書かれた医者の前にTシャツの男性が沢山座って診察を待っている広告を見た方はいませんか? AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で日本語では「男性型脱毛症」の意味です。

 男性型脱毛症とは生え際や頭頂部の髪が、段々抜け毛が進行し薄くなっていく脱毛症です。遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。1960年代に男性型脱毛症の原因としてはDHT(ジヒドロテストステロン)が関与されていると示唆され、DHTを作る酵素を阻害する薬を1983年に合成に成功し、1998年からアメリカで男性型脱毛治療薬として発売され、日本でも臨床検査を経て今回発売されるようになりました。

半数以上の人が1年後には風になびく髪を手に入れた!?

 アメリカのデータによれば90%の人に抜け毛の進行抑制、改善効果があったそうです。1日1回、1錠内服するだけと簡単で、副作用の発現も比較的少ないですが、医師の診察と処方が必要です。また効果が出るまで6ヶ月位は毎日飲む必要があるそうです。臨床成績の結果を見ると効果があった人には1年後にはっきりと分かる程に毛髪が増えています。一方で4割の人には効果が無かったようです。

 副作用以外の問題点としては医師の診察・処方(医療保険適応外の為1ヶ月分で1万円以上の負担)、薬を飲み続けないと効果が無くなってしまう事です。従来の養毛剤と違って飲むだけですので、髪の毛が心配になった男性は医療機関を受診して相談してみて下さい。私の病院のスタッフも服用を開始した人がいますので今後注意深く見ていきます。