シトロエン C2
シトロエン C2

フロントシートは、スポーツグレードらしくホールド性の良いものが搭載されている。

シトロエン C2

このクラスにもなれば国産車だと5人乗りが普通。でもこのクルマは4人乗り。なのでどの席に乗っても非常に快適! それでいてシートアレンジも多彩だっていうから驚く。

シトロエン C2

デジタルメーターが採用されているが、国産車で依然流行ったような派手なものではない。あくまで視認性を追及していることがうかがえる。

シトロエン C2

ヨーロピアンハッチらしく凝った構造のリアゲート(上下2分割式)。 荷物が少ないときには上だけ開けてスマートに使いこなし、荷物が多ければさらに下を開ければいい。そしてこの部分は100kgもの重量に耐えられるので、軽く腰掛けたりもできる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 シトロエンはプジョーの傘下にある比較的小規模の自動車メーカーながら、特徴あるクルマ作りで知られている。ラインナップの幅は広いものの、コンパクトカーを中心とした車種構成で、日本でも小さめのクルマが良く売れている。その小さめのC2とC3がマイナーチェンジを受けた。
 C2とC3は同じプラットホームを採用するモデルだが、C3が丸みを帯びたデザインで女性向けのクルマであるのに対し、C2はシャープなデザインで男性向けのスポーティなクルマというイメージがある。今回のマイナーチェンジではC2にスポーティグレードのVTSが追加設定された。これは従来の1.6Lエンジンにチューニングを施すことで、パワーアップを図った1.6Lエンジンを搭載したモデル。足回りなどもスポーティな仕様が与えられている。
 今回のマイナーチェンジでは、C2の外観はほとんど手が加えられていない。わずかにテールランプのレンズカバーの色が変更された程度。VTSには専用のタイヤとアルミホイールが装着されており、これによって外観の差別化が図られている。

代表グレード
1.6 VTS
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3,670mm×1,660mm×1,460mm
車両重量[kg]
1,100kg
総排気量[cc]
1,587cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
125ps(90kw)/6,500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.6kg-m(143N・m)/3,750rpm
ミッション
5MT
定員[人]
4人
税込価格[万円]
230万円
発売日
2006/2/24
レポート
松下 宏
写真
森山 良雄
スタイル インテリア 走り&メカニズム