シトロエンはプジョーの傘下にある比較的小規模の自動車メーカーながら、特徴あるクルマ作りで知られている。ラインナップの幅は広いものの、コンパクトカーを中心とした車種構成で、日本でも小さめのクルマが良く売れている。その小さめのC2とC3がマイナーチェンジを受けた。
C2とC3は同じプラットホームを採用するモデルだが、C3が丸みを帯びたデザインで女性向けのクルマであるのに対し、C2はシャープなデザインで男性向けのスポーティなクルマというイメージがある。今回のマイナーチェンジではC2にスポーティグレードのVTSが追加設定された。これは従来の1.6Lエンジンにチューニングを施すことで、パワーアップを図った1.6Lエンジンを搭載したモデル。足回りなどもスポーティな仕様が与えられている。
今回のマイナーチェンジでは、C2の外観はほとんど手が加えられていない。わずかにテールランプのレンズカバーの色が変更された程度。VTSには専用のタイヤとアルミホイールが装着されており、これによって外観の差別化が図られている。