WRCを目指す若手ドライバーがターゲット

 フォードのFIA世界ラリー選手権(WRC)プログラムをサポートする運営組織M−スポーツは、フォード・フィエスタSTをベースとするラリーカーのワンメイク・チャンピオンズシップ・シリーズ「Fiesta SportingTrophy International」を、2006年WRC第4戦ラリー・カタルニア(2006年3月23日〜26日)で開催すると発表した。同シリーズは、2.0リッターFWDのワンメイク・レースで、WRC6戦で、サポートイベントとして併催される。

 フォード・チームRSとM-スポーツの協力体制の下、フィエスタSTグループNが開発された。このマシンは、ハイアマチュアだけでなく、WRCへのステップアップを目指す若手ドライバーが対象で、経済性とハイパフォーマンスを両立させた上、参戦コストも抑えるようデザインされている。

 「Fiesta SportingTrophy International」は、イコール・コンディションで、シリーズ参加者がWRCの舞台を体験できるよう企画されており、これまでのサポートイベントとは大きく異なる。また、年齢制限が設定されていないため、これまでの若手ドライバー対象の選手権やジュニア世界ラリー選手権(JWRC)よりも門戸が広い。

 「Fiesta SportingTrophy International」は、スペインを皮切りに、フランス(ツール・ド・コルス)、イタリア(サルディニア)、ドイツ、フィンランド、英国を転戦する。