プジョー1007は全高が1630mmとやや高めに設定されている。全長を3730mmと短めに抑えたコンパクトなボディながら、ひとクラス上の室内空間を確保したのは高めの全高が貢献している。
運転席に乗り込むと、高めのシートポジションによって開けた視界が確保されており、運転のしやすさを感じさせる。前席のシートは張り出したサイドサポートによって横方向のホールド性もまずまずだ。後席に乗り込むときには前席のショルダー部分にある取ってを持って倒すだけ。簡単に乗り込むことができる。後席のシートは座面が前席よりも高く設定されていて、後方からの視界も良い。背が高い分だけヘッドクリアランスも十分だ。
前後のシートは大きくスライドさせることができ、リクライニングさせたり折り畳んだりすることによって最大では1192Lという大きなラゲッジスペースを作ることができるほか、2mの長尺物を積むことも可能だ。
グローブボックスやカップホルダーなど、各種の収納スペースは全部で15個所も用意される。日本のコンパクトカーを思わせるような豊富な収納スペースだ。