トヨタ カムリ
トヨタ カムリ

カムリのコックピットは「軽快さ」と「高級感」を両立していてとてもリラックスできる。ファミリーセダンであればこういう「親しみやすさ」も大事なのでは?

トヨタ カムリ

シートサイズもたっぷりしており運転が楽! 体格の良い方でも十分なサポート性を得られるだろう。また身長190cmの人でも余裕で乗り降りできるというから驚く。そして高級な「本革」や、肌に優しい「フレリール加工シート」を用意してくれているのも嬉しい。

トヨタ カムリ

大型FF車なので当たり前なものの、この上なく広いリアシートを備えている。また4:2:4という分割機能を持っていて、シートアレンジも自在。セダンも使い倒せる時代になってきたのだ。

トヨタ カムリ

広いラゲッジスペースはカムリの伝統。新型になってオーバーハングを短縮してスタイリッシュになっているのにも関わらず、504リットルのスペースを確保しているのは立派! ゴルフバッグ4つを余裕で収納できるのである。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 カムリはすでにボディサイズが相当に大きくなっていることもあって、今回のモデルではボディの全長は抑えられた。4800mmを超えているのだから当然といえば当然である。ボディの全幅は今回も拡大して1800mmを超えてしまった。アメリカ市場をメインにするクルマならではのサイズともいえるが、日本国内では扱いにくい面が出てくることも避けられないだろう。
 ただ、全幅の拡大に伴ってトレッドを拡大することによってタイヤの切れ角を大きくし、結果的に最小回転半径が小さくなるという効果を生んでいる。ボディが大きくなっても取り回しは逆にしやすくなったのは歓迎していい。またホイールベースが延長されたことで室内空間が拡大されている。新しいパッケージングが実現されたのが今回のカムリである。
 インテリアは後席の頭上や足元にさらに大きな余裕が生まれ、運転席回りも頭上やショルダー部分の余裕が拡大していて、ゆったりと座れる空間が作られている。大型の自発光式メーターや大画面のカーナビなど、見やすく操作しやすいインテリアデザインもポイント。各種操作系へのリーチの良さなどは相変わらずだ。
 最上級グレードのディグニスエディションでは本革シートやHDDカーナビ、VSC、本革と木目調のコンビステアリングホイール&シフトノブなどが標準装備される。今回のモデルでは国内向けのウィンダムが廃止されることもあって、それに代わる豪華装備のグレードだ。

代表グレード
G
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,815×1,820×1,470
車両重量[kg]
1,500
総排気量[cc]
2.362
最高出力[ps(kw)/rpm]
167(123)/6,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
22.8(224)/4,000
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
11.4
定員[人]
5
税込価格[万円]
247.8
発売日
2006.1.30
レポート
松下 宏
写真
菊地 一仁
スタイル インテリア 走り&メカニズム