スズキ MRワゴン
スズキ MRワゴン

初代MRワゴンはMRレイアウト風に仕立てた「ワンモーションフォルム」を採用していたけれど、今度のはまったく違う。マジカルリラックスはどこへやら……

スズキ MRワゴン

大型の丸いヘッドライトは非常に可愛い。女性に受け入れられることは間違いなかろう。かなり「ホンダライフ」を意識しているのがわかる。

スズキ MRワゴン

AピラーとBピラーをブラックアウトしているので、太いCピラーでルーフを支えるようなユニークな印象を与える。「丸さ」や「優しさ」を意識していて、だれでも気軽に乗れそう。

スズキ MRワゴン

可愛いフロントと打って変わり、締め上げられた印象のテールはとってもスタイリッシュ。ただ軽自動車としては割とオーソドックスな気もする。

スズキ MRワゴン

こちらはターボモデル。フロントグリル部に小さなルーバーが付くものの、あまり走りを意識したデザインにはなっていない。涼しい顔して速いと言うのはかなり格好いいことでは?

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 2001年に登場した初代モデルは密度の高いパッケージングを表現した新鮮な感覚のデザインを採用するスタイリッシュな外観と上級感覚のインテリアを持つ軽自動車だった。日産にOEM供給されてモコとして販売されたクルマでもある。
 今回の2代目モデルでは、メインのターゲットユーザーを小さな子供のいる若い主婦に絞り、“ママの優しさ”を形にすることを目指している。特に使い勝手などの面に女性や子供への配慮が表れている。
 外観デザインは“可愛いけど甘すぎない”線を狙ったというが、初代モデルがモノセックス的な感じの斬新さがあったのに比べると、今回のモデルは丸型のヘッドライトなどがはっきりと女性向きであることを示している。これだと男性ユーザーはちょっと引いてしまうのではないか。
 サイドウインドーの部分にはシャープなラインもあるが、全体に丸みを帯びたラインで構成されていて、親しみやすいデザインが形作られている。ボディカラーははっきりした色は少ないが、全部で8色用意されており、ボディカラーによって2種類の内装色が設定されている。3色ではベージュとマルーンの2種類の内装色が選べる。

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代表グレード
X
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3,395×1,475×1,620
車両重量[kg]
820
総排気量[cc]
658
最高出力[ps(kw)/rpm]
54(40)/6,500
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
6.4(63)/3,500
ミッション
4AT21.0
10・15モード燃焼[km/l]
21.0
定員[人]
4
税込価格[万円]
112.14
発売日
2006.1.20
レポート
松下 宏
写真
和田 清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム