スカイフックサスペンションで快適な乗り心地のシトロエンC6の日本導入は、夏ごろか?
進化した最新のハイドロニューマチックを装備している。これはコンピュータ制御でアクティブにバネとダンパーを制御するもので、スカイフックサスペンションと呼ばれる。スフェア(気体タンク)はフロントに3個、リヤに4個あり、4段階の高さ調整、16種類の可変減衰力、スポーツモード、を持つ。
実際に走ってみると舗装の荒れた道でもバネ上の揺れは最小で乗り心地はとても快適だ。スカイフックと呼ばれる他社のサスペンションに乗ったことがあるが、このシトロエンのハイドロニューマチックしかホンモノとはいえない。
かといってフワフワすることはなく、高速道路でもしっかりとしたハンドリング性能を持っている。昔のシトロエンほど過敏ではなく、でもハンドルの動きに対して正確な反応だからちょっとしたスポーツカー感覚でドライビングを楽しめる。
この試乗車が履いていたタイヤは245/45R18 100WXLのミシュラン・プライマシーで空気圧は前後2.4だった。
サルーンなのにスポイラーが出てくる。走行中にトランクリッドからスポイラーが出てくる。65km/hに達すると一段目、125km/hで2段目に上がる。そして105km/hまで下がると1段目に戻り、25km/h以下になると収納される。
正確で楽しいハンドリングとスカイフックサスペンションによる快適な移動空間を提供してくれるシトロエンC6が日本に上陸するのは夏ごろか。