【シトロエン C6 試乗記】アートに昇華した芸術的ボディ

極上のシート。

　大きなシートはドライバーとパッセンジャーの身体を正しい姿勢でしっかりとホールドしてくれる。窮屈でなくホールドしてくれるシートはなかなかないが、このＣ６のシートはシトロエンのフラッグシップらしく非常に良い。
　ダッシュボード上の中央には大きなモニター画面がある。ナビをメインとしてエアコンやオーディオ、その他ドライビングに関するインフォメーションが表示される。インストルメントパネルはバータイプのタコメーターとデジタル表示のスピードメーターがハンドルの隙間から見やすい位置にレイアウトされている。
　おもしろいのはドアポケットで、上下にゆっくりスライドするカバーがユニークだ。不思議とドアを閉めた状態でもカバーの開閉ができる。収容力もある。
　ＦＦのメリットを活かしてリヤシートの足元はフラットで広い。リヤシートはリクライニングも付いていて、シートクッションが前後しながらバックレストの角度を変えることができる。
　５人分の３点式シートベルトと５人分のヘッドレストが装着されている。普段ほとんど乗らないリヤ中央席のベルトは格納式。

代表グレード	3.0i V6
ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高）	4,908×1,860×1,464
総排気量（cc）	2,946
最高出力［kw/rpm］	155/6,000
最大トルク［N・m/rpm］	290／3,750
ミッション	６AT
0-400m加速（秒）	16.8
0-100km/h加速（秒）	9.4