ヒュンダイ グレンジャー
ヒュンダイ グレンジャー

内装のデザインは日産シーマにとてもよく似ている。でもその質感などはまだ日本車に追いついているとは言いがたい……。木目を貼ったから「高級」という考えは少し短絡的では?

ヒュンダイ グレンジャー

各社いろいろな呼び方のある蛍光管メーター。ヒュンダイでは「スーパービジョンメーター」と呼んで採用している。今の時代、いろいろなメーカーのいろいろなクラスのクルマに採用されているもので珍しくもないが、見やすく高級感があるのは事実である。

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かつてはメルセデスの象徴的存在だった「ゲート式シフトレバー」も、今ではありとあらゆるクルマが採用するようになった。そしてヒュンダイも当然のように採用している。

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韓国車お得意の「本革シート」がおごられたシート。ゆったりとしていて「上等なクルマに乗っている」感覚を味わえるだろう。車内の雰囲気はとても300万円程度のもではない!

ヒュンダイ グレンジャー

FF車らしく広大なスペースが確保されたリアスペース。いかにも高級セダンに必要なアメニティを備えていると言えるだろう。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 室内空間はとにかく広い。4800mmを超える全長や1800mmを超える全幅の大柄なボディのFF車なので、室内は広くて当然という感じだが、実際に乗ってみると本当に広さを実感できる。左右方向は助手席に乗る人が遠くに感じられるし、後席に座ると余裕で足が組めるくらいの広さがある。大容量が確保されたトランクと合わせ、室内空間の広さは特筆モノだ。
 インテリアデザインは装備や仕様と合わせて品質感が表現されている。全車に本革シートが標準で装備されるほか、木目調パネルやメタルパネルを採用することなどによって、独特の質感を表現したインテリアが作られている。
 快適装備は本革のヒーター付きシートのほか、エアクォリティコントロール機能付きオートエアコン、6連奏CDチェンジャーとインフィニティのプレミアムサウンドシステムなどが全車に標準で用意される。上級グレードの3.3GLS Lパッケージでは電動サンルーフや電動サンシェード、ドライビングポジションのメモリーシステム(2名分)などが装備される。安全装備はESPのほか、8つのSRSエアバッグなどが標準で日本車以上に充実した仕様となる。

代表グレード
3.3GLS
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4895×1865×1490
車両重量[kg]
1640
総排気量[cc]
3.342
最高出力[ps(kw)/rpm]
234(172)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
31.0(304)/3500
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
9.1
定員[人]
5
税込価格[万円]
299.25
発売日
2006.1.5
レポート
松下 宏
写真
和田 清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム