2月23日、江東区東陽町にある「東陽町イースト21」にて、ホンダの新型軽自動車「ゼスト」の発表会が行なわれた。広いステージには、ベールに覆われた「ゼスト」が2台並び、期待感を持たせた。
発表会は福井社長のスピーチから始まり、「日常だけでなく、趣味のためにも楽しめるクルマができました。」と、「ゼスト」の魅力を語った。
次に、開発責任者の五十嵐氏が挨拶し、商品概要のVTRが放映された。スタイル、インテリア、ドライビング、安全性能など、映像を通して「ゼスト」の魅力が伝わる内容となっていた。
続いて、日本営業本部副本部長 西前氏より、販売について発表された。月販計画台数は5,000台とのこと。また、2006年3月1日より、現在の国内販売チャネル「プリモ」「クリオ」「ベルノ」3チャネルを統合し、Hondaブランドのクルマ全てを取り扱う「ホンダ」チャネル(全国2,400拠点)としてスタートすると発表した。チャネル統合にともない、ディーラー屋号は、2006年8月より順次、新屋号「Honda Cars」(ホンダ カーズ)へ変更される。
また、店舗外装についても、2006年秋以降、新色となるシルバー基調をベースとしたカラーへ一新し、Hondaブランドを前面に押し出しわかりやすいデザインへと順次切り替えていくとのこと。
発表会の最後には、「ゼスト」のTVCMが放映された。キャッチフレーズは「走れ!家族の好奇心!」で、“遊びゴコロを刺激する”ものにしたという。「東京タワー」篇と「シマウマ」篇の2タイプで、タレントの木梨憲武氏と中島知子(オセロ)氏を起用した楽しい映像とに仕上がっていた。
発表が終わると、展示車両が置かれたスペースは多くの報道関係者で溢れかえった。中でも注目だったのが、「荷重分散型ボディ骨格」の展示。各構造、部材ごとに色分けされていた。
他にも、室内高が分かりやすく表示されていたり、実際に荷物を積んだりと、実際に自分が乗るイメージが湧きやすい展示となっていた。
VTRによるわかりやすい商品説明や、実際に使うイメージが湧く車両展示により、「ゼスト」の魅力が伝わった発表会。ホンダの軽に、新たなタイプの顔が加わった。