今、最も割高な中古車がBMWミニ!中古車を買うのは待て!

BMWミニを中古車で買うのは賢い買い物とはいえない!

中古車は諸費用が安く抑えられるので、メリットはあるが…

 中古車が大好きのワタシでも、時々「こんなに高いなら新車を買ったほうがマシ」と思うぐらい、中古車の値段が下がっていない割高なモデルがあります。今回はそんなクルマの輸入車編をご紹介しましょう。

 割高感の高い中古車として、まず真っ先に思い浮かんでくるのがBMWミニです。BMWミニは2002年3月に日本で販売が開始され、当初はベースグレードのONE(ワン)と、クーパーのラインナップで登場ししました。そして同年5月にはスーパーチャージャーのクーパーSの6MTが追加されています。

 でも、登場から丸4年が経過しようとした現在でも、ミニの中古車は非常に高値で販売されています。BMWミニの相場は、ベースグレードのワンが02年式で走行距離が標準的な2万〜4万kmぐらいだと、おおよそ160万円〜180万円ぐらい。クーパーだとさらに高く、180万円以上出さないと、マトモな中古車は見つかりません。上物を探すとなると、200万円ぐらいを覚悟する必要があります。

プジョー307やアルファ147なら、相場も下がりお買い得感が高い

 ワンの新車価格がCVT車で約215万円だったので、まだ2割程度しか下がっていないことになります。輸入車の4年落ちで新車価格の8割を維持しているというのは、非常に割高な印象を受けます。普通なら良くて6割、イマイチ人気のないモデルなら、4割ぐらいで販売されています。

 ちなみに新車がほぼ同じ価格帯のプジョー307なんかは、120万円ぐらいで2リットルの上級グレードがゴロゴロ販売されています。新車価格がミニより高かった、お洒落なイタリアンハッチバックのアルファ147でも、今は150万円程度で十分手が届いちゃいます。

中古車が高いということは、実は今が売り時!

04年に追加されたミニクーパーのカブリオレの人気は今後も続くだろう

では、何故こんなにBMWミニの価格が高いのでしょうか。それは単純にクルマ自体の人気が高く、中古車がソコソコ高くても、売れる状態が続いているからです。ですが、ミニは今でも新車販売も好調で、コンスタントに毎月1000台近くを販売しているので、いずれ中古車は飽和状態になり、相場は一気に下落するでしょう。

実際にミニの中古車の数は徐々に増えてきているので、そろそろ需要と供給のバランスが崩れてきているかもしれません。今は高値で安定していますが、今後は一気に安くなることも予想されます。そういった意味でも、今ミニの中古車を買うのはオイシクないといえます。どうしても欲しければ、頑張って新車を買うか、中古でいいと考えているなら少し待つのが得策。

逆に、今ミニに乗っていて、「そろそろ飽きたなぁ」と考えている人は、まさに今が売り時デス!中古車の相場が高いうちは、買取りや下取り時に高く買い取ってくれます。即行でガリバーに行って、見積もってもらいましょう!

クルマの相場も株と同じように常に変動していますので、買ったり売ったりする時にはタイミングが重要!そのタイミングを逃さないようにすれば、賢い売買ができるのです。