NC型マツダ・ロードスター

日本最大の自動車イベント

 ニッポンの自動車業界にとって最大のお祭りといえば、「東京モーターショー」と『日本カー・オブ・ザ・イヤー』だろう。その1年の間に発売されたクルマのなかから、もっともベストな1台を選ぶのがカー・オブ・ザ・イヤーだ。イヤーカーを選ぶイベントは、略して『COTY』と呼ばれている。

 26年の歴史を誇り、過去には初代セルシオ、プリウス、シビック、マーチなどがイヤーカーに輝いた。その時代をリードする先進性と普遍性を併せ持つクルマが選ばれることが多い。現在は、自動車雑誌を中心とする実行委員が推薦した選考委員(60名程度)によってイヤーカーが選ばれている。

05-06カー・オブ・ザ・イヤーはマツダ・ロードスター

 ま、前置きはこれくらいにして、2005−2006日本カー・オブ・ザ・イヤーの話に移ろう。ご存知の人も多いと思うが、今回は第一次選考会をヨコハマの赤レンガ倉庫の広場で行った。04年秋から05年秋にかけて日本で発売された新型車45台がノミネートされ、そのななから投票によって10ベストカーが選ばれている。そして11月9日、場所をあの六本木ヒルズに移し、開票を行った。最初に発表されたのは特別賞だ。

 「ベストバリュー」賞は票が分かれ、該当車はなかった。「モースト・アドバンスド・テクノロジー」賞は、ホンダのシビックとシビック・ハイブリッドだ。「モーストファン」賞にはスズキのスイフトが選ばれている。圧倒的な強さで日本カー・オブ・ザ・イヤーを勝ち取ったのはオープンFRスポーツの『マツダ・ロードスター』だ。輸入車に与えられるインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを制したのは、BMWの3シリーズだった。

日本カー・オブ・ザ・イヤーの受賞車がミニカーで登場!

 年末からは、COTYで賞を取ったクルマのミニカーが続々と発売されている。今回は、そのなかから日本車を紹介しよう。実は、年末から年始にかけて散財したため、まだニュー3シリーズのミニカーはゲットしていなかったのだ。
 人気モデルだから、京商に18分1ビッグスケールがあるなど、興味を惹かれる。が、写真を撮れなかったので、今回はパスです。ゴメンなさい。また別の機会を見つけて紹介したいと思います。マツダ・ロードスターは43分の1スケールがメインだが、トミカから57分の1のミニカーが発売された。価格の割に完成度は高い。スズキのスイフトも迫力満点。こちらもなかなかの仕上がりだ。

これがCOTY受賞のミニカーだ!

05−06日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した日本車のミニカー

 05−06日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した日本車のミニカー。説明の必要もないと思うが、イエローのクルマがスズキのスイフト、左側のセダンがシビック・ハイブリッド、右手前がマツダのロードスターとMX−5だ。赤いほうが、左ハンドルのMX−5である。

インテリアだって本格的

新型シビック・ハイブリッド

 43分の1スケールの新型シビック・ハイブリッド。ルーフエンドのアンテナで「ハイブリッド」と識別できる。ホンダダイレクトーケティングが手がけた中国製のミニカーだ。外観だけでなく、インテリアまで丁寧に作られている。これは取材のときにゲットしたもの。。

フランス製のスイフト

スズキ・スイフト・スーパー1600の05JWRC参戦モデル

 イエローのボディカラーとデカールが映えるスズキ・スイフト・スーパー1600の05JWRC参戦モデル。フランスのNOREV製ディスプレイモデルだ。いい雰囲気の仕上がりである。これはスズキから頂戴した。小さいほうは、ご存知、チョロQのスーパー1600だ。スズキのディーラーで買うことができる。

輸出仕様の微妙な違いも反映

ガンメタのマツダ・ロードスターと輸出用の赤いマツダMX−5

 ガンメタのマツダ・ロードスターと輸出用の赤いマツダMX−5。リアから見るとステアリング位置の違いがわかると思う。エクステリアを含め、微妙に違っているのが面白い。ともにエブロ製だ。ロードスターは年末に発売された。43分の1スケールで、価格は3570円だ。

初代モデル以来のトミカ製

NC型マツダ・ロードスター

 1月のトミカ新製品として動物運搬車とともに発売されたNC型マツダ・ロードスター。カタログカラーのダークグレーのボディカラーにタン内装の組み合わせだ。57分の1スケールで、トミカとしては初代モデル以来のロードスター作品。価格は税込みで378円。