2006-01-25 デトロイトモーターショー2006 【RV三番勝負!】 イベント モーターショー リセールバリュー 国産車 新型 新車 自動車ニュース 輸入車 トヨタ《FJクルーザー》は、往年の人気モデル“40系ランクル”を思わせるデザインが目を引く。パッと見は発売予定のないコンセプトモデルのようだが、北米では4月から発売が開始され、日本導入も予想される。こういったユニークなSUVとして記憶にあるのは「いすゞ・ビークロス」や「トヨタ・メガクルーザー」などだが、いずれも姿を消してしまった。しかし、発売当初はどちらも人気が高く、リセールバリューが高かった。 さて、この《FJクルーザー》は《ハイラックスサーフ》をベースに開発されていることから、あまりコスト高になることはない。また、ボディーサイズも全幅が1.9m近くあること以外は“SUVの標準的なサイズ”に収まっており、実用面も十分高い(メガクルーザーの全幅は2.17mもあった!!)。そこではじき出されたリセールバリューは70%を超える非常に高い数値となる。実用的な面とユニークなデザインが高い人気を誇る事が予想されるのがその理由だ。 トヨタ《ランドクルーザー プラド》は、《FJクルーザー》のベースとなる《ハイラックスサーフ》とプラットフォームを共有する兄弟車。街中や海が似合うサーフと比べ、本格的なクロスカントリー走行が似合うところが人気のポイントだ。当然《ランクル100系》の流れを汲むため、デビュー当時から人気は高いモデルとなる。 2002年に登場したプラドのセールスポイントは高いオフロード走破性とワイルドなスタイリングにある。スタイルこそ大きく違うが、今回登場する《FJクルーザー》に近い雰囲気を持つ。エンジンも共通のものが搭載される可能性があり、同じメーカーでありながらライバルとして真っ向勝負といったところだ。 しかし、その軍配は《FJクルーザー》に上がる。理由としては、スタイルの大きな違いだろう。新車ではソコソコの販売台数に落ち着くだろうから中古車の希少性も高く、長く高いリセールバリューを維持することが予想される。 【判定】《FJクルーザー》の勝利!! クライスラー・ジープの最高級版がこの《グランドチェロキー》。弟分の《チェロキー》はバブル期に日本に導入され、ホンダからも販売されていた事があるなど、一時期は大ブームとなった。しかし、現在はその影を薄め、主役はこのグラチェロとなっている。 最上級モデルと言うこともあり、グランドチェロキーは発売当初より安定した人気を誇っている。バカ売れはしないが、堅調に推移しているといったところだ。大柄なボディーに可変シリンダーシステムを採用する5.7リッターのHEMIエンジンを搭載し、パワーと経済性の高さも両立している。もちろんオフロードの走破性は高いが、室内の豪華なつくりから想像できるように“都会の似合うSUV”となっている。 では、リセールバリューはというと、今回登場の中で最も低い(といっても平均よりは高めだが)数値となってしまった。ライバル車の中でも最もオフロードが似合わないところがSUVファンには受け入れられないところだろう。その結果、《FJクルーザー》の勝利となった。 【判定】《FJクルーザー》の勝利!! トヨタの最上級SUVが、この《ランドクルーザー100系》だ。兄弟車として《ランドクルーザー シグナス》もラインアップに揃えるが、そちらは100系の更に上級モデルといった位置付けとなる。 ランドクルーザーは登場から50年以上の歴史を持つ伝統の人気モデルで、SUVの中でも常に人気はトップクラス。そのベースにあるものはオフロードでの高い走破性にあり、世界一過酷なラリーとして有名な「パリダカ」の無改造車クラスで常に優勝争いを繰り広げている。そのオフロードの走破性の高さに加え、最上級にふさわしいインテリアがおごられる内装は高級セダンと遜色ない作りとなっている。そういったこだわりが、長年のランクル人気を支えているとも言い換えられるだろう。 しかし、そのランクル100系も登場から8年が経過しようとしているため、中古車市場でもタマ数が多くなってきた。その結果、リセールバリューは低めとなり、新型《FJクルーザー》には水をあけられるカタチとなってしまった。 【判定】《FJクルーザー》の勝利!! リセールバリューはガリバーの登録商標です。(登録商標 第4888249号)