2006-01-25 デトロイトモーターショー2006 【スポーツカー三番勝負!】 イベント モーターショー リセールバリュー 国産車 新型 新車 自動車ニュース 輸入車 日産からは、北米ではインフィニティ・ブランドで売られている《スカイライン(G35)クーペ》のコンセプトモデルが出展されている。スカイラインは日産を代表するスポーツモデルであるが、最近はラグジュアリーさを兼ね備えるようになった。 モデル毎に人気の上昇/下降を繰り返すのが《スカイライン》の特徴なのだが、次期モデルはちょうど人気が上昇するタイミング。「スカイライン=スポーツ」のイメージが回復するかがポイントとなる。 今回、デトロイトで公開された《スカイライン・クーペ》のコンセプトモデルは、2005年の東京モーターショーで発表された《GT−Rプロト》のデザイン・イメージを受け継いでおり、走りの面でも期待できる。どんなエンジンが乗り、4WDになるのかFRになるのか現時点では不明だが、スポーティーさを兼ね備えた《スカイライン・クーペ》の人気は復活するだろう。 ■ 東京モーターショー2005 日産 GT-Rコンセプトの画像ライブラリー ■ 世界一早いリセールバリュー大特集!! 東京モーターショー ■ GT−Rファンが思い悩むGT−Rプロトの憂鬱(その1) ■ GT−Rファンが思い悩むGT−Rプロトの憂鬱(その2) 形状ではセダンとなるが、《IS》はレクサスの中で最もコンパクトでスポーツモデルと言っていいモデル。高出力3.5リッターV6エンジンを搭載し、スポーティーな走りが楽しめるが、レクサスの中で最も“量販モデル”となるためリセールバリューは(レクサスの中では)やや低い。 9月に登場後1カ月の受注台数は目標販売台数の2倍弱と、最近の人気車としてはやや控えめの数値となる。ちなみに《レクサスGS》のデビュー時の受注は目標の4倍近かった事からも、《IS》の注目度の低さは伺えるだろう。 《スカイライン》はスポーツカーの必須アイテムである2ドアクーペ形状を採用しているのに対し、《IS》は4ドアセダン。スポーツかラグジュアリーか判断しづらい点もユーザーを迷わす要因となっている。その結果、リセールバリューは高いものの、スカイラインとの対決ではやや劣ってしまう結果となるだろう。 《IS》の販売目標は月1,800台と、《スカイライン・クーペ》の販売台数よりも多くなることも予想される。希少モデルと言える《スカイライン・クーペ》の勝利となるだろう。 【判定】《スカイライン・クーペ》の勝利!! 《RX−7》の再登場が待ち望まれるが、現在はこの《RX−8》がマツダの中で最もHOTなモデルと言える。ロータリーエンジン・ファンは未だに多く、あのスムーズな吹け上がりは他のエンジンではなかなか体験することが出来ない、“マツダだけが成し遂げた技術”なのである。 また、4ドアクーペと言えるボディーは後席ドアを観音開きとし、センターピラーを廃する事で乗り降りがしやすいだけでなく、スポーティーな印象を演出する事にも成功。そういった点がリセールバリューにも活きている。 走りを意識したマツダらしいコンセプトの《RX−8》だが、この対決も「スカイラインの勝利」となる。その最大の要因は“登場時期”にあるだろう。《RX−8》は約3年前の2003年4月に登場したため、今年で多くのユーザーが最初の車検を迎える。その車検での買い替える人が多いため、もうそろそろ中古車市場のタマ数が増えてくるだろう。そうすると必然的にリセールバリューは下がると言わざるをえない。従って、今年デビューが予想される「スカイラインの勝利」となる。 【判定】《スカイライン・クーペ》の勝利!! 欧州を代表するスポーツセダン・ブランドであるBMWの中でも最も人気が高いのがこの《3シリーズ》。新開発の直列6気筒エンジン搭載車がオススメだが、価格的にはこの「320i」がライバルとなる。 「マグネシウム合金」を採用することで軽量化された新開発の直列6気筒エンジンは、バルブトロニックにより258馬力と高出力化を実現している。BMW伝統の“シルキー6”の最新版である。しかし、直接のライバルとなるのは4気筒エンジンを搭載する「320i」となる。「6気筒バルブトロニックエンジン搭載車」は価格が高いのだ。 非力ではあるがエンジンが更に軽くなり、BMWが常に目指している前後の重量配分50:50を限り無く実現したモデルで、走りはなかなかいい。とはいえ、やはり非力なのである。BMWは国産ライバルと比べるとまだ割高といえ、その結果、リセールバリューは低めになってしまう。 【判定】《スカイライン・クーペ》の勝利!! リセールバリューはガリバーの登録商標です。(登録商標 第4888249号)