【速報】06デトロイトショー レポート:ジープ コンパス
【速報】06デトロイトショー レポート:ジープ コンパス

【速報】06デトロイトショー レポート:ジープ コンパス

【速報】06デトロイトショー レポート:ジープ コンパス

 昨年のフランクフルト・ショーでプレミアされたジープ・ブランドのコンセプトカー、コンパス。わずか3ヵ月の時を経て、その生産モデルがデトロイト・ショーでデビューを飾った。コンパスは、コンパクトなSUVのパッケージに、従来から高い評価を得ているクロスカントリー性能を享受した、ジープ初の前輪駆動方式をベースにしたモデル。もちろん4WDモデルも選べるが、クライスラーは、近年北米市場で確実に販売数を伸ばし、2010年には2倍の販売市場になるといわれえているコンパクトSUVセグメントを、このコンパスでリードしたい構えだ。
 オフロード車のイメージが強かったジープをより身近なモデルとして捉えてもらうように、都会的なデザインモチーフを盛り込み、サスペンションはリーフ式ではなく独立タイプを採用。日常での乗り心地や高いハンドリング性能にも気を配っている。同時にリヤシートのレッグルームを1mも確保。快適性も重視、リヤシートを倒すと1487Lのラゲッジスペースが拡がり、ユーティリティ性にも長けている。
 また北米市場でのライバルたちには搭載されていない可変バルブタイミング機構を備えた2.4Lエンジン(欧州市場では2Lディーゼルを設定)は170psを発し、燃費性にも優れているという。トランスミッションは5速MTを標準とし、ジャトコ製のCVTをオプションで設定。このコンパスの登場によって、ジープ・ブランドがさらに強化され、新たな方向へ走り出した。