新型 サーブ 9-3 カブリオレ エアロ

 GMAPジャパンは2005年12月26日、「サーブ 9-3 カブリオレ」2006年モデルを発表し、同日より全国85店のサーブ正規販売店で発売開始した。
 モデルラインアップは、「エアロ」と「ヴェクター」の2タイプ。

 「エアロ」には、最高出力250ps/184kWの新開発2.8リッターターボエンジン、6速オートマチックトランスミッションを搭載。また、標準装備のアルミホイールは新デザインの18インチに変更された。
 一方、新グレードとして設定された「ヴェクター」は、既に評価の高い最高出力209ps/129kW の2.0リッター直列4気筒ハイプレッシャー・ターボエンジンを搭載。
また、トランスミッションには、全車にマニュアル・シフトが可能なサーブ独自の「セントロニック」電子制御オートマティックが採用され、2.8リッターV6ターボ・エンジンは6速、2.0リッター4気筒ターボ・エンジンは5速となり、ステアリング上にシフトスイッチが装着されている。

 9-3カブリオレは、ESPをはじめ、EDB付ABS、TCS、CBC、など最先端のシャシー制御システムを装備。天候や路面状況の影響を抑え、高度な走行安定性を実現しているほか、リア・サスペンションにサーブ独自のリア・パッシブステアリング機構、ReAxsを備え、ステアリング操作にリニアに反応するスポーティなドライビング・フィールを生み出している。
 ソフトトップの開閉動作はスイッチ操作でわずか20秒。オープン・エア・ドライブが手軽に楽しめる。また、クローズド時は大人4人がゆったりと過ごせる静粛性に優れた快適な室内環境を実現。

安全面も考慮!サーブならではのつくり。

 安全性能面では、高剛性のキャビン、事故発生時の衝撃を効果的に吸収・分散する前後のクラッシャブルゾーンなど、安全性を徹底的に追及したボディ構造を基礎に、追突時のむち打ち症(頚椎挫傷)のリスクを軽減する第2世代サーブ・アクティブ・ヘッドレストSAHR)、衝撃検知・診断モジュール(SDM)に基づき事故状況に応じて最適に作動する高度なエアバッグ・システムなど、実際の事故から得た教訓を活かした、サーブならではの安全装備が充実している。
ボディカラーには新色「ジェットブラック」「フュージョンブルー」が追加された。
価格は、エアロが560万円、ヴェクターが629万円。

代表グレード 9-3 カブリオレ エアロ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,635mm/1,760mm/1,435mm
車両重量[kg] 1,730kg
総排気量[cc] 2,792cc
最高出力[ps(kw)/rpm] 250ps(184kW)/5500
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 35.7kg-m(350N・m)/2000
ミッション 電子制御式6速オートマティック
10・15モード燃焼[km/l] 8.4/l
定員[人] 4人
税込価格[万円] 629万円
発売日 05/12/26
レポート CORISM編集部
写真 ゼネラルモーターズ・アジアパシフィック・ジャパン