乗用車的なヒップポイントで乗りやすい
全幅の大きさを生かして室内空間は十分な広さが確保される。全高や床面、シート高などはSUVとして適度な高さに抑えられているので、乗降に苦労させることもなく、自然な姿勢に近い形でスムーズに乗り降りできる。少なくともAピラーに設けられたアシストグリップをつかんでよじ登るようなクルマではない。
後席は足元にも頭上にも十分な余裕がある。後席の足元の広さを考えたら、7人乗り仕様の3列目のシートにはもう少し余裕があっても良い。アウトランダーは5人乗りを基本とするが、2万1000円の追加で3列目に折り畳み式のエマージェンシー用のシートを装着できる。わずか2万1000円なのでイザというときのことを考えて装着するユーザーが多いかも知れないが、シートの座り心地も居住空間も本当に緊急用という感じである。
プレミアムなサウンドシステムで快適ドライブを
装備で特筆されるのはロックフォードフォズゲートのプレミアムサウンドシステムが採用されたこと(Gに標準)。日本ではまだあまりなじみのないブランドだが、アメリカではカーオーディオとして高い評価を受けているブランドで、このサウンドシステムを採用するためにスピーカーを取り付けるドアを強化するなど、特別の仕様が設定されている。