三菱 アウトランダー
三菱 アウトランダー

パジェロ譲りのSUVイメージを感じさせるエクステリア。ワイドトレッドな上、ボクシーなスタイルなので迫力がある。

三菱 アウトランダー

フロントマスクは、鋭い眼光のヘッドライトが印象的。

三菱 アウトランダー

どっしりとした存在感は三菱のSUVならでは。サイズ以上のどっしり感がある。

三菱 アウトランダー

テールランプはクリア調で新鮮。SUVでありながら都会で乗ってもサマになるスタイルだ。

三菱 アウトランダー

どっしりしたボディに負けない存在感を誇るタイア&アルミは18インチ。走行性能と見た目の両方を高いレベルでバランスさせている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

全面的に新しい世界戦略SUVがついに登場

 アウトランダーはエアトレックのフルモデルチェンジで登場したモデル。三菱にとって本格的な新型車はほぼ2年半振り。経営不振や不祥事によって新型車を投入できな時期が続いたが、改めて攻勢を図るクルマである。

 国内では2000台の販売目標だが、アメリカや欧州、アジアなど世界中で販売するモデルであり、プジョーにOEM供給する台数を加えると年間20万台に達し、生産面では回復の大きなキッカケになるクルマだ。

 今回のモデルチェンジで世界中で使っていたアウトランダーの名前を国内でも使って統一することになったが、同時にプラットホーム、デザイン、パワートレーン、駆動システムなどが全面的に新しくなった。乗用車系の基本コンポーネンツをベースに、電子制御4WDシステムを採用し、オンロード性能を重視したSUVに仕上げられている。

とにかくワイドで迫力満点!

 外観デザインはいかにもSUVらしい力強さにあふれたもので、全幅が1800mmに達するボディは堂々とした感じのボリューム感を感じさせる。張り出した大きなフェンダーアーチは走りの安定感を感じさせるものとなる。

 世界市場をターゲットにしたクルマなので仕方ないのかも知れないが、全幅が1800mmもあるのは日本では大きすぎると思う。クルマがどんどん大きくなることには、基本的に反対である。

代表グレード
2.4G (7人乗り)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4640×1800×1680mm
車両重量[kg]
1620kg
総排気量[cc]
2359cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
170ps(125kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
23.0kg・m(226N・m)/4100rpm
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
11.6km/l
定員[人]
7人
税込価格[万円]
266.7万円
発売日
2005/10
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム