全面的に新しい世界戦略SUVがついに登場
アウトランダーはエアトレックのフルモデルチェンジで登場したモデル。三菱にとって本格的な新型車はほぼ2年半振り。経営不振や不祥事によって新型車を投入できな時期が続いたが、改めて攻勢を図るクルマである。
国内では2000台の販売目標だが、アメリカや欧州、アジアなど世界中で販売するモデルであり、プジョーにOEM供給する台数を加えると年間20万台に達し、生産面では回復の大きなキッカケになるクルマだ。
今回のモデルチェンジで世界中で使っていたアウトランダーの名前を国内でも使って統一することになったが、同時にプラットホーム、デザイン、パワートレーン、駆動システムなどが全面的に新しくなった。乗用車系の基本コンポーネンツをベースに、電子制御4WDシステムを採用し、オンロード性能を重視したSUVに仕上げられている。
とにかくワイドで迫力満点!
外観デザインはいかにもSUVらしい力強さにあふれたもので、全幅が1800mmに達するボディは堂々とした感じのボリューム感を感じさせる。張り出した大きなフェンダーアーチは走りの安定感を感じさせるものとなる。
世界市場をターゲットにしたクルマなので仕方ないのかも知れないが、全幅が1800mmもあるのは日本では大きすぎると思う。クルマがどんどん大きくなることには、基本的に反対である。