エンジンがイカれて廃車になった達人のプジョーで、早速重量税還付の恩恵に預かることができた!

リサイクル券番号と振込先を書けばOK!

リサイクル券に書かれている、移動報告番号を書き込めば、カンタンに重量税は還付できる!

 前回はリサイクル料金につて、サラっと解説しましたが、今回は唯一のメリットである重量税の還付を紹介します。重量税は元々税金なんだから、解体したら還付するのが当然だと思うのですが、今までは車検や新車購入で重量税を払った翌月に事故って廃車にしても、重量税は戻ってきませんでした。

 それが、リサイクル制度が始まり、解体が確認されれば重量税が還付されるようになったのです。私もその制度は知っていたので、9月に故障して廃車にしたプジョーの重量税を還付してもらおうと思い、いろいろと調べたのですが、結構分かり難く心配でした。でも、やってみたら実際は全然カンタンでした。

 クルマを廃車にする時には、一時抹消(後にもう一度ナンバーを取る可能性がある場合)や永久抹消(事故や老朽化などで、もうナンバーを取得する可能性がない場合)という手続きを行います。事故などで完全に廃車にする場合は、もちろん永久抹消になります。重量税を還付してもらうには永久抹消するか、先に一時抹消して、その後で解体届出を提出する二つの方法があります。

 重量税の還付申請は、結果的に、その永久抹消の手続きの際にリサイクル券に書いてある、リサイクル券番号(移動報告番号)を書く手間が増えただけでした。

重量税を還付する機会は少ないと思うが、覚えておこう!

永久抹消すると、現在は抹消証明ではなく重量税還付申請書も渡される。

 永久抹消の申請書の一部が、自動車重量税還付申請書になっており、そこにクルマのナンバーと一緒に、リサイクル券番号を書くだけでOKなのです。 

 その下に、振込先の銀行口座を書く欄があり、そこに指定口座を記入しておけば、2ヵ月後ぐらいには月割りで計算された重量税が国税還付金として振り込まれてきます。従って重量税の還付申請は、予想以上にカンタンにできました。

 自動車税とは違い、振込みで戻ってくるのは便利だし、最終所有者に還付されるのもイイ点です。ちなみに今回の自動車税は、私の名義にする時に、八王子から足立ナンバーに都内の管轄同士で名義変更を行ったので、前の所有者のところに還付されてしまいました。前の所有者が分からず、調べるのも面倒だったため、自動車税は諦めました。早く自動車税も最終所有者に還付してもらいたいものです。

 まぁ、車検が残っているのに永久抹消するのは、事故を起こした時ぐらいなので、機会は少ないと思いますが、重量税が意外にカンタンに還付できるようになったことは、覚えて置いたほうがよいでしょう。