ポルシェは11月1日、911カレラ4車種について、動力伝達装置(シフトケーブル取付金具)の不具合によるリコールを届け出た。

 今回のリコール対象車は、平成16年7月13日〜平成17年3月29日までに輸入された、911カレラクーペ/911カレラSクーペ/911カレラカブリオレ/911カレラSカブリオレの4車種、合計221台。
 型式は、GH−99705/GH−997M9701/GH−99705K/GH−997M9701K。

 不具合の状況は、手動変速機において、シフトケーブルを変速機側と連結する取付金具部の構造が不適切なため、変速操作時にシフトケーブルが変形することがあり、そのまま使用を続けると、最悪の場合、ケーブルが破損し変速できなくなるとのこと。
 シフトケーブル取付金具を対策品に交換し、シフトケーブルに変形が認められる場合にはシフトケーブルを新品に交換する対策をとるという。