スポーティなリヤビューに好感触
航空機メーカーに由来する特徴的なクルマ作りで知られるのがサーブ。年産20万台以下と乗用車メーカーとしては世界でも最も規模の小さいメーカーともいえるが、それだけにこだわりのあるクルマ作りに徹している。
現在のモデルラインナップは9-5と9-3の2種類だが、このうちサーブのエントリーモデルに当たる9-3にステーションワゴンボディのスポーツエステートが追加される。日本では11月にも発売される予定だが、一足先にスウェーデンで試乗した印象をレポートしたい。
外観デザインはセダンをベースに、リヤのDピラーの部分がホッケースティック状にハ跳ね上がったラインを描くのが特徴。このサイドビューとリヤビューは、単なる実用的なエステートにとどまらないサーブならではのプレミアムでスポーティな雰囲気を持つエステートであることを示している。
ボディは全幅やホイールベースはセダンと共通だが、全長はリヤのオーバーハングの部分が延長されて20mmほど長くなり、全高はルーフレールによってかなり高くなっている。