やはり走りたくなるSUV"の看板に偽り無し!"
2.4リッターで170馬力を発生する4気筒エンジンは、CVTとの組み合わせによって1.5トン強のアウトランダーをスッキリと走らせる。
CVTの設定が絶妙によくできていて、トルクを効率よく引き出すため、試乗コースではエンジンに不満はなかった。試乗車はまだ完全な仕様でなく、一部オイルポンプのノイズが目立ったが、これは生産車では改良されるということなので、静粛性という面でも十分な性能を確保したと言える。
CVTは6分割してマニュアル操作が可能となっている。Gグレードはステアリングに装着されたパドルシフト(なんとマグネシウム素材)でシフトできる。パドル付きの場合、ダウン(左側)パドルを引くと瞬時にマニュアルに移行。アップ(右側)を長めに引くとオートモードに復帰する。
アルミルーフなどを採用し重心を低くしたため、コーナリングは素直なものに仕上がった。横滑り防止装置(ASC)の介入も、おだやかでお節介な感じを受けない。