ボディサイズUPで、ゆとりある室内空間に。
ダイムラー・クライスラー日本は、メルセデス・ベンツのプレミアムSUV、Mクラスを7年ぶりにフルモデルチェンジし、新型モデル「ML 350」および「ML 500」を発売開始した。
2代目Mクラスの特徴は、ボディサイズが全長145mm、全幅75mm、ホイールベース95mmもアップしたことにより、室内空間のゆとりが増したこと。また、高剛性のモノコックボディを採用し、優れた操縦性や快適性、衝突安全性がさらに向上した。
エンジンは、「ML 350」には最新テクノロジーを駆使し、シャープなレスポンスと幅広いトルクレンジを実現した新開発3.5リッターV型6気筒DOHC 4バルブエンジンを搭載、「ML 500」にはパワフルかつ静粛性に優れた定評の5.0リッターV型8気筒エンジンを搭載。両モデルとも電子制御式7速オートマティックトランスミッション「7G-TRONIC」が組み合わされる。
また、従来のフロアシフトに代え、Sクラス同様まるでウィンカーの様な電子セレクターレバーをステアリングコラム右側に配置、操作性が向上した。さらに、シフトアップ/ダウンをマニュアル操作できる新機構「DIRECT SELECT(ダイレクトセレクト)」を、プッシュ式スイッチでステアリングに組み込み、スポーツ走行が更に楽しめるようになった。
フルタイム4WD方式を採用した新Mクラスは、4輪それぞれのブレーキやエンジン出力を制御し走行安定性を高める4ESPを標準装備している。さらに、ブレーキやエンジン出力の制御をオフロード専用に切替える「オフロードスイッチ」や、トランスミッションとブレーキを自動的にコントロールし車速を一定に保つ「DSR」、急坂道での発進時にブレーキ制動を保持し突然の後退や全身を防ぐ「ヒルスタートアシスト」など、最新装備により走破性能と安全性能を高めている。
安全面では、エアバッグ類に加え、ステアリングの角度と車速に応じてヘッドライトの照射角を左右に回転させるアクティブライトシステムを備えたバイキセノンヘッドライト&ヘッドライトウォッシャーを装備し、夜間の走行安全性を高めている。
なお、環境適合性にも優れ、「ML 350」は「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」認定の取得とともに、平成22年度燃費基準を達成したグリーン税制対象車となり、「ML 500」は「平成17年度排出ガス基準50%低減レベル(★★★低排出ガス車)」認定を取得している。
また、パッケージオプションとして、「ML 350」にはスポーティな内外装の「スポーツパッケージ」や、インテリアの高級感を高めた「ラグジュアリーパッケージ」を設定。「ML 500」には「オフロードパッケージ」のほか、AMGデザインのフロントスポイラーなどを採用した「AMGスポーツパッケージ」が用意された。
価格は、「ML 350」が693万円、「ML 500」が945万円。
代表グレード
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ML500
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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4,790mm×1910mm×1,815mm
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車両重量[kg]
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2,170kg
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総排気量[cc]
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4,965cc
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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306ps(225kw)/5,600rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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46.9kg-m(460N・m)/2,700-4,250rpm
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ミッション
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電子制御7速AT
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10・15モード燃焼[km/l]
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6.2km/l
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定員[人]
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5人
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税込価格[万円]
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945万円
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発売日
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2005/10/11
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レポート
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編集部
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写真
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ダイムラー・クライスラー日本
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