1970's

 日本は、大阪万博でお祭りムードの中幕を開けた70年代。しかし、第四次中東戦争が勃発、“オイルショック”で大混乱となる。その他、映画にもなった「あさま山荘事件」や、「ロッキード事件」と今も名が残る事件が起きたのもこの年代。

『スカイライン2000GT-R(KPGC110型C110)』

 広告で「ケンとメリーのスカイライン」のキャッチコピーが使われ、「ケンメリ」と呼ばれる。CMソング『ケンとメリー〜愛と風のように〜』がヒットチャート1位になり、CMが撮られた北海道美瑛町のポプラの木は、今でも「ケンとメリーの木」として観光名所に。排気ガス規制の影響でわずか197台を生産、うち195台が市販され1973年に生産中止。生産台数が極端に少ないため幻のGT-Rとして有名。

『カワサキZ1』

 72年、カワサキが「打倒HONDA CB750Four」を掲げて開発したZ1。輸出車としてデビューし、量産車としては世界初のDOHC4気筒エンジンを搭載。圧倒的な走行性能とその美しいフォルムで世界にカワサキの名を広めた名車。

『ダイハツ シャレード』

 1977年に、“5平米カー”というキャッチコピーのもと発売された初代。小さいながらも、3気筒1000ccエンジンと2BOXの広い車内で、合理的なクルマの方向性を打ち出し、第二次オイルショックによる省エネブームも手伝い、ダイハツ始まって以来の大ヒットをおさめた。

『スズキ アルト』

 1979年に、「街はアルトで歩こう」のキャッチコピーで、フロンテのライトバンとして登場。当時、商用車は物品税が無税、全国統一車両本体価格は47万円という驚異的な価格で大ヒットした。

1970年代に流行したファッションの展示。

こちらは1970年代を象徴するアイテム。“もんちっち”が懐かしい。

70年代に流行ったものと言えば、ボーリング。

70年代を代表するクルマたちの顔。

各年代ごとに流れる当時の映像。これは、ミニスカートやパンタロンが流行った様子を伝えている。