スズキのカワイイツーシーター登場・・・か？
「自分にぴったり、うれしいサイズの小さなクルマ」をテーマとした2人乗りの参考出品車である「スズキLC」。レトロ風の愛らしいアピアランスや運転席と助手席の感覚をできるだけ狭めることで大切な人との親密感を高めるなど、軽自動車の「小さなクルマ」としての味わいに目を向けたパッケージングがこのクルマのアイデンティティである。丸みを帯びたキュートなボディは'60年代後半のLC10フロンテ360をモチーフにしたもので、"コークボトルライン"と呼ばれる往年のデザインを現代流にディフォルメするあたりからも源流回帰的なコンセプトをうかがうことができる。軽自動車でトップシェアを誇る老舗メーカー、スズキならではの遊び心が感じられる1台だ。
（写真：塚原孝顕/リポート：金秀樹）
