05フランクフルト・モーターショーレポート！ ポルシェ ケイマンＳ

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ボクスターと911の間を埋めるモデルとしてポルシェはケイマンSを開発、フランクフルト・ショーで世界初公開した。企業として成長を続けるポルシェは、2009年にはフラッグシップとなるパナメラの導入を高らかに宣言し、ラインナップの増強を目論んでいるが、ケイマンは明らかにヤングユーザーをターゲットにしたモデル。 　2シーターのボクスターのボディをベースに、リヤアクスル前方に295psの3.4Lフラット6（ちなみにボクスターSは280ps）を積み、約6万ユーロ（日本円で約800万円）から約7万ユーロで販売されるようで、911には価格的に手が出せない若年層を中心にかなり 反響があるようだ。ボディデザインは、550クーペやGTSクーペ（タイプ904）から伝統のデザインエレメントが受け継がれおり、リヤフェンダー前方にエアインテークが設けられるなど、独自性もちょんと主張しているが、ニュアンス的にはボクスター・クーペ的なポジショニングになるだろう か。 　シャシーに関しては、ボクスターより固めのセッティングで、ダンパー/スプリング/スタビライザーとも強化。セラミック・コンポジット・ブレーキは残念ながらオプションだ。リヤウイングは120km/hでライズアップする仕組みで、最高速275km/hをマークする。