05フランクフルト・モーターショーレポート！ シトロエン Ｃ-スポーツラウンジ

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コンパクトスポーツコンセプトを提案するプジョーに対して、シトロエンは近年ハイグレードクラスのコンセプトカーを次々出しており、今回のC-スポーツラウンジは、高級グランドツアラーの提案だ。 　C6のSUV版のようなスタイルを持ち、シトロエンいわくエアロダイナミクスを意識（Cd値は0.26）しながらマッスルなフォルムとして、力強さを表現することでスポーティな味付けをしている。両側とも87度まで開く観音開きのドアを開けると、高級グランドツアラーを標榜するだけに、曲面デザインの室内には大きめのシートが4席ともにゆったりと採られ、まるでリビングルームのような空間が拡がる。しかもルーフは4分割された全面ガラス張りで開放感に満ち溢れ、ロングドライブを考慮に入れた取り組みがされている。 　コクピットもLEDライトが多く使われ、実に個性的だ。ドア部分に設けられた小さなモニターはポケットPC的な使い方ができ、電話やナビなどの操作が可能。DVDプレイヤーやゲームなど、さまざまなマルチメディアにも対応している。ユニークなステアリングには、6速シーケンシャルミッションのパドルが装着されており、140psのディーゼルもしくは200psのガソリンエンジンを設定する。