ホンダ シビック
ホンダ シビック

最近のホンダデザインの流れを受けたツリ目のヘッドライトが特徴的。

ホンダ シビック

クラウンアスリートにも似ているとも見えるリヤコンビネーション回り。高級感はある。

ホンダ シビック

独創的とも言えるデザインのコックピット。まさに、ホンダらしいオリジナリティだ。

ホンダ シビック

ゆとりあるリヤシート。3人分のヘッドレストも用意され、安全性への配慮もうかがえる。

ホンダ シビック

ハイブリッド車のメーター。タコメーター左にあるのが、ハイブリッドのアシスト/チャージ状態を表示。

ホンダ シビック

ホンダの技術の結晶でもあるハイブリッドエンジン。超低燃費とホンダらしい走りを実現したユニットだ。

ホンダ シビック

新開発の1.8リッターエンジン。燃費と高出力の両立したホンダテクノロジーを結集したエンジンだ。

ホンダ シビック

ハイブリッド車のミッションはホンダマルチマチックS(CVT)となる。

ホンダ シビック

可倒式のリヤシートを備えているので、トランクスルーとしても使える。

ホンダ シビック

ハイブリッド専用のホイール。タイヤサイズは195/65R15。

ホンダ シビック

1.3リッターのハイブリッドエンジン。エンジン単体では95psをアウトプットする。

ホンダ シビック

容積で13%低減したインテリジェントパワーユニット。

4ドアセダンのみの割り切ったラインアップ

 30年以上にも渡り、ロングセラーを続けてきたシビックが、フルモデルチェンジ。8代目となって装いも新たに登場した。まずボディについては、ハッチバックは廃止し、4ドアセダンのみとしており、デザイン的には大胆なモノフォルムを採用。フロントマスクはグリル一体の大きめのエンブレムやつり目のライトなど、最近のホンダ車共通とのテイストでまとめられつつ、全体では塊感を強調しているのが特徴だ。また実際のサイズもひとまわりほど大きくなり、ロングホイールベース化も相まって、クラス的にも確実にアップしているといっていい。
 搭載されるエンジンについても、ガソリン車に関しては1.8リッターに拡大。パワーと省燃費の両立を追求したi-VTECを搭載し、ミッションも5ATをメインに、一部グレードに5MTが用意されている。そしてセダンの命、パッケージングだが、余裕たっぷりのシートまわりや自然な座り心地など、セダン本来の資質を追求しつつも、使用頻度によって上下に分けられたメーターなど、ホンダらしい斬新なアイディアがいっぱいだ。
 気になるのは11月22日に遅れて発売となるハイブリッドだが、従来から採用しているIMA方式を採用しつつも、主動力となる1.3リッターユニットを3ステージiVTEC化。これは先代のユニットがバルブの動きによりエンジン駆動と気筒休止を行う2ステージ制御だったのに対して、カムを作動させるロッカーアームの動きをより緻密化することで、低回転/高回転/気筒休止という3ステージ制御としている点が大きく異なる。また3気筒だけの休止だったのが、新型では4気筒すべてを低回転でも休止できるようになったのもトピックスだ。
 そのほか、ハイブリッドに関しては効率のいいホンダマルチマチックを組み合わせたうえ、動力補助用のモーター効率やタイヤからの回生率をアップさせたり、各部のフリクション低減も徹底的に実施。その結果、31.0km/Lという超低燃費を実現している点に注目だ。ちなみに全体的の造りとしてはガソリン車と異なる部分は少なく、実用性面でも遜色はない。

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代表グレード
1.8GL
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,540×1,750×1,440
車両重量[kg]
1,240
総排気量[cc]
1,799
最高出力[ps(kw)/rpm]
140(103)/6,300
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
17.7(174)/4,300
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
17.0
定員[人]
税込価格[万円]
206.85
発売日
2005年9月22日
レポート
近藤暁史
写真
近藤暁史