ワゴンでも走りの性能を具現化したスタイリングが自慢
ランサーエボリューションワゴンはその名のとおり、ランサーエボリューションをもとにワゴンボディを架装したモデル。セダンのルーフを延長しワゴン化するという、コンベンショナルな手法で造られている。ベースモデルを正確に書くなら、6MTモデルはエボIX、5ATモデルはエボVII時代に存在したセダンATモデルのエボリューションGT-A。
ルーフパネルはすっきりと水平に伸び、全体としてカチッとした印象が強い。ブリスタータイプのリヤフェンダーは、リヤハッチぎりぎりまでプレスラインを伴って続いていて。ワゴン化による鈍重さを感じることはない。
セディアワゴンよりもタイヤが大径化されていることもあり、どっしりとした安定感も持ち合わせているのも好印象だ。
MTはフロントのナンバープレートを左側にオフセットして装着、ATはセンターに装着する。これはMTがインタークーラーの冷却を、ATがATオイルクーラーの冷却を重視するため。