”モテるおやじ”って? ブランド/車種解説 リセールバリュー対決!! ドライビング・テイスト どっちがモテるんだ?

「スーツ系」or「カジュアル系」、どっちのモテるオヤジを目指す!?レクサスの認知度が上がると「助手席争奪戦」が始まる

モテるオヤジが選ぶべき洒落車はどっちだ!? エコで知的な印象のレクサス vs ファッション性の柔軟さでBMW

「スーツ系」or「カジュアル系」、どっちのモテるオヤジを目指す!?

 では最後に、この両車それぞれのモテ度をキャラクター別に探ってみることにしよう。<ステータス性><スポーティーさ>などそれぞれにあった角度から分析すると、結果的には「スーツ系モテオヤジ」と「カジュアル系モテオヤジ」の2タイプに分かれるように思う。さて、アナタはどっちの“モテるオヤジ”を目指す!?

レクサスの認知度が上がると「助手席争奪戦」が始まる

 まずはクルマが持つブランド・イメージから考えると、両車の<ステータス性>という点では互角ではないだろうか? 確かにレクサス・ブランドの浸透性はまだまだ低いかも知れないが、8月デビューの後は一気に認知度も上がるだろう。レクサスがセレブのための車と知れば、世の女性たちもまず放ってはおかないはずだ。いずれ「助手席争奪戦」が始まることになるだろう。
 対するBMWは既に高い<ステータス性>を確立し、女性ウケはナンバー1。どこに乗りつけても敬愛されることは間違いない。現段階での<ステータス性>においては、全くのイーブンである。

スーツよりカジュアルウェアが似合う《BMW》

BMW モテおやじ  では「どっちがファッショナブルか?」というアプローチでいくと、独断では《レクサス》より《BMW》が勝っている。その大きな理由として、「BMWはどんなファッションスタイルも受け入れる柔軟性の高さがある」からだ。
 ただし、どちらかと言うとBMWは「スーツよりもスポーツウェアなどのカジュアルな洋服を着ている方がピッタリ合ってしまう」という、高級セダンの中でも稀有な存在。BMWが<活動的>な印象を与えるのは、こういったブランド・イメージが大きく影響しているのである。
 このようにファッション的な見地からプロファイリングしていくと、《BMW》は「カジュアル系モテオヤジ」にお似合いだ。ジャケットにチノパン、足元は小洒落たドライビングシューズを履き、スポーティーなドライブを楽しむ。あるいはゴルフやテニスで日に焼けた褐色の肌に襟を立てたポロシャツを着て、颯爽とステアリングを握っているという光景がスグに目に浮かぶ。

知的な笑みを浮かべて颯爽と乗り込む”スーツ系オヤジ”に《レクサス》

レクサス モテおやじ  一方の《レクサス》はズバリ“スーツ系モテるオヤジ”のイメージ。濃紺にピンストライプの入ったシングルスーツにキチっとネクタイを締め、足元はストレートチップのレザーソールで、コツコツと知的な靴音を立てるシューズを履き、その足でアクセルを踏む。アイウェアのフレームをキラリと輝かせながら、知的な笑みを浮かべてドライビング…というイメージにピッタリだ。
 ただ、性能や見た目の印象以外にも《レクサス》には知的な要素がある。例えば「エコロジー性能」という点。ちなみにレクサスは、2006年に新開発ハイブリッド・エンジン採用の《GS450h》を投入することが明らかになっている。
 エコロジーといえば、今年のアカデミー賞の授賞式において、レオナルド・ディカプリオら環境保護志向の強いセレブな俳優達が、こぞって伝統の《リムジン》ではなく《プリウス》に乗って赤い絨毯までやってきた、という話まである。今や、環境を考えた行動をとることが知的イメージのアピールに繋がることを彼らは暗に分かっているのである。これからの“モテるオヤジ”は環境のことも考える…。“スーツ系オヤジ”を目指すなら必須のテーマでもある。

【結論】“モテるオヤジ度”は互角なら、リセールバリューが争点に!?

 《レクサス》《BMW》の両車が持つ“モテるオヤジ度”はほぼ互角であろう。どちらを選んでも“モテるオヤジ度”に必要な条件は兼ね備えているので、女性に「ステキね?」といってもらえることは確実だ。命運を分けるのはプラスアルファの部分。となると、やはり<リセールバリュー>がカギを握ってくるのは確実で、気になる人は今後もっと注目してみてもらいたい。
−執筆者紹介−
金子 智
とにかく好奇心旺盛で、車以外でも新型モデルが出ると気になって仕方なく、急いで情報収集に走る。「今の立場を生かして、全ての車を乗り尽くすのが夢!!」というフリーライター。
金子 智
”モテるおやじ”って? ブランド/車種解説 リセールバリュー対決!! ドライビング・テイスト どっちがモテるんだ?