
全高はジャガーの伝統で1,450ミリと低い。真横から見るとちょっとペッタンコな独特なシルエットを持つ。 20インチホイールにパワーサイドベント。レーシングカーのようなんだけれど、なぜかゴージャス。 インテリアはシックな装い。タップリとつかわれたウォールナットがジャガーらしさをアピール。 リヤシートは2人乗りとして、きっちりとセパレートしている。 406psを発揮するV8エンジン。今では少なくなったスーパーチャージャーを装備し、卓越したパフォーマンスを誇る。 ![]() |
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浮世離れしたクルマ?! いきなり価格の話で失礼だと思うのだが、このジャガー・スーパーV8ポートフォリオは1,680万円だ。私事で恐縮だが、年々年収が減少する貧乏サラリーマンにとって、スーパーV8ポートフォリオはあまりに眩しかった。と、いうより自分の現実と向き合うと、あまりにゴージャス&スポーティ過ぎて理解の限度を遥かに超えていた。クルマを目の前にした瞬間、うかつにも思わず今時の女子高校生のように口を半開きにしたままボケェーと立ち尽くしてしまったのだ。 モダンな様式美なのか? 当然のことながら、ボディはオールアルミ製のモノコックボディ。そこに、ジャガーお得意のV8・4.2リッター+スーパーチャージャーエンジンが搭載される。406psというハイパワーは、ZF製の6速ATを経由し後輪に伝えられる。この大パワーを伝えるタイヤタイヤサイズは255/35ZR20。Callistoと呼ばれる5スポークの20インチのアルミホイールが只者ではないことを十分に感じさせてくる。ハード部分に関しては、ドライバーズリムジンという名に相応しいフットワークを提供するエアサスや安全装備などは、基本的にXJの流れを汲む。
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