詳細なスペックは明らかにされていないのだが、IS350を少し走らせてみるとボディに対して十分に見合った動力性能が確保されているのが分かる。特にIS350に関しては十分すぎるといえるくらいの動力性能がある。
動力性能の余裕が大きいことと、GSに比べて短いホイールベースが影響して、ISの走りはかなり俊敏なイメージのあるものになった。わずかな操舵に対しても敏感に反応してクイッと向きを変える感じになる。状況によっては敏感すぎるくらいに感じられたりするが、これがISの味ということなのだろう。
足回りはGSに比べるとやや硬めの乗り味でコーナーでのロールも抑えられた印象。タイトなコーナーも気持ち良く駆け抜けていくことができる。ブレーキのフィールもまずまずで耐フェード性も上々。使い込んだときのフィールではGSのほうに一日の長があるが、ISのブレーキフィールもなかなかのものだった。
現行モデルがアルテッツァであるだけに、レクサス店のモデルと言われると、一瞬首をかしげたくなる部分もあるが、実際に走らせた印象では確かに高級車ブランドの走りを身につけていた。