マイバッハ　５７Ｓ

東京でもちらほら見かけるようになった超高級車マイバッハ。この特別なモデル「S」も、早速日本へ入ってくるのだろうか・・・

AMGチューンにより、5.5 V12ツインターボの出力は実に612馬力まで引き上げられた！

漆のピアノ板とカーボンによるコーディネイトとは恐れ入る。ただしデザイン自体は非常にオーソドックスな構成で、メルセデスとの共通性も感じられる。

第３の仕様は「Ｓ」

　ハイエンドサルーンのマイバッハに第3のモデル、57Sが加わった。
57の後の車名に付け加えられた“S”は、メルセデス曰くスペシャルの意で、AMG製の5513ccLV12気筒ツインターボが搭載された。しかも、このパワーユニットは従来の550psからさらにチューニングを進められ、＋62psの612ps/4800rpmの最高出力を得ているのだから驚愕だ。最大トルクは2000rpm時に102kgｍを発生させるのである。
　
　この強大な出力に対応する形で、タイヤ＆ホイールは20インチを採用。エアマチックサスペンションもリセッティングされている。加えて57Sの外観もまた、専用フロントグリル、新ライトユニットを採用。エンドマフラーがリヤバンパーに組み込まれる形で装着され、リヤセクションにも57Sだけの個性が演出されている。インパネに関しては、カーボン素材と漆のピアノ板の組み合わせで、スパルタンさをアピールするなど、57Sの“S”にはスポーティの意も与えられているのだ。