A・マーチン V8ヴァンテージ
V8ヴァンテージ

丸く塊感のあるリヤビュー。クーペらしい流麗なシルエットだ。

V8ヴァンテージ

レーシングカーを想像させるようなタイトなコックピット。

V8ヴァンテージ

タワーバーでガッチリとカタメられたエンジンルーム。

ライバルはポルシェ?!

 ヴァンキッシュ、DB9に続く、アストンマーチンの新型車、V8ヴァンテージは、2年前のデトロイト・ショーにおいて、そのコンセプトカーが出品されていたが、ようやく市場投入に漕ぎ着けた。

 ショーに展示された車両の外装色は、これまでのブリティッシュグリーンやシルバーではなく、意外ともいえるイエローで、直接のライバルであるポルシェなどを意識しながら、若年層へのアピールも兼ねたデモンストレーションだったようである。

 新開発の4.3LV8ユニットは、380psの最高出力と41.8kgmの最大トルクを発生。トランスミッションは6MTだけだが、今後F1タイプのシーケンシャルシフトも設定される予定である。近い将来、年産5000台の達成を目論むアストンマーチンにとって、最強モデルの称号であるヴァンテージのネーミングを持つ、この最新モデルの販売動向によっては、今後の企業展開に大きな影響を与えるとあって、大きな期待を賭けているようだ。