BMWの6シリーズといえば、1980年代にエレガントなラグジュアリークーペとして多くのユーザーから羨望を集めてきたモデル。BMWのラインナップからは一時的に消滅していたが、2003年に14年振りのフルモデルチェンジを受けて復活してきた。基本プラットホームは5シリーズと共通ながら、スタイリッシュなクーペボディを持つのはかつての6シリーズと同様。フロント部分を中心にアルミを使ったハイブリッドボディやオールアルミ製のサスペンションなどによって徹底した軽量化を図っている。搭載エンジンはV型8気筒4.4Lの自然吸気DOHCで、6速ATとシーケンシャル・マニュアル・ギアボックス(SMG)と組み合わされる。
外観デザインは5シリーズなどと共通する部分があり、最近のBMWデザインの流れの中にあるもので相当に個性的な印象。BMWに言わせれば、数年先を見てデザインされているとのことだが、違和感を感じる人が多いのも事実で、その個性がBMWらしいところでもある。ボディサイズは全幅が1800mmを大きく超えてかなり大きめだ。