その昔、スバルがクラシカルなデザインを採用したヴィヴィオのビストロで大人気を博すと、ほかの軽自動車メーカー各社も同様のレトロ感覚のデザインを採用したモデルを次々に投入し、大きなブームになった。ミラも2代前のモデルでミラクラシックを投入し、平成10年からの新規格車にチェンジした後、平成11年にミラジーノの名前でレトロ感覚のモデルを作ってきた。
スバルのビストロはとうに廃止され、ほかには三菱がeKクラシックを作っているくらいになったが、ダイハツでは今でもしっかりレトロ感覚のミラジーノを作っている。それも初期の後付けデザインによるものではなく、ボディの骨格から新しくして作られたのが特徴だ。
小さなクルマでクラシカルなデザインを採用すると、どうしてもミニをイメージする部分があるが、今回のミラジーノではミニライト社のアンダーライセンスの下にホイールなどをデザインしてミニライトというグレードを設定した。この点も見逃せない。