M・ベンツ MLクラス

今度のMLクラスは7速AT搭載だ!

 メルセデスベンツMLクラス。世界最大の自動車市場であるアメリカに向けて開発されたSUV。フロントグリルに燦然と輝くスリーポインテッドスターのおかげで、このモデルはSUVブームが吹き荒れるアメリカだけでなく、日本を含めた世界中で大人気の車となったのであった。
 
 そんなMLクラスも初登場から幾年月。BMW・X5や、ハリアー、カイエンに、ムラーノといった強敵たちが、MLクラスの地位を奪おうと躍起になっている。そろそろこの厳しい状況にあってはスリーポインテッドスターの後光も通じなくなってきたと思い始めた今日この頃、221616.com編集部はなんとメルセデスベンツMLクラスに新型モデルが登場するという情報をキャッチしたのだ。
 
 ダイムラークライスラーは05年1月に開催される北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)にて新型メルセデスベンツMLクラスを初登場させると発表した。
 
 新型MLクラス、最大の変化といえば今まで5速ATだったトランスミッションが、ステアリングを握ったままでもギアチェンジが可能なマニュアルモード付きの7速ATに進化したということである。さらに、エアマチックというエアサスペンションも装備し、SUVの肝である4WDシステム”4ETS”も更なる進化を遂げているという。
 
 エクステリアデザインに関してはキープコンセプト。フロントグリルにはメルセデスベンツのエンブレムでもあるスリーポインテッドスターがど〜んと居座っている。が、ボディサイズに関しては現行モデルより1回り大きくなっている。具体的には全長が150mm長くなり、全幅は71mmワイドになり、ホイールベースは95mmも延長されている。が、全高は5mmほど低くなり、スポーティー感を演出しているというのだ。
 
 現行モデルのMLクラスでさえ、日本ではもてあますほどのボディサイズがある。それより大きくなるということは、完全にアメリカ市場を見据えてのフルモデルチェンジということなのであろう。そのために、世界初登場はお膝元のヨーロッパでおこなわれるジュネーブショーや、パリサロンではなく、デトロイトショーなのだろう。とにかく、Sクラスよりも大きなボディを身にまとったMLクラスの全貌は近日中にはっきりするので、こまめに221616.comをチェックすることをお勧めする。もちろん、日本導入が決定すれば間髪いれずに情報をお伝えする。

レポート
神田卓哉(編集部)
写真
ダイムラー・クライスラー日本