インテリア回りのデザインはいかにもアメリカ感覚のもの。インパネ前面の凹凸が大きめで、大味な印象も与えるところがある。アメリカ製とはいえ日本車なので各種のスイッチ類へのリーチもまずまずで、操作性には不満はない。
大柄なボディながらオープンカーということもあって乗車定員は4人。それだけに前後のシートとも大人が座れるだけの居住空間が確保されている。さすがに後席はちょっと窮屈な感じになるが、前席は余裕十分。フロントシートは本革製のスポーツシートで運転席にはパワーシートが用意されている。
ルーフの開閉式は電動式ながら、全自動ではなく開けるときにはフロント部分のラッチハンドルを外した上で電動スイッチを押す必要があり、閉じるときにもラッチハンドルをロックして固定する仕組みだ。トランク容量はオープンカーとしては大きめで4名乗車時の荷物の積載性にも一定の配慮がなされている。