標準装備を充実させ、安全性能を高め登場！さらに、オプションの適応範囲も広げて価格も改定！
‘00年の登場以来、卓越した運動性能とプレステージ性で並み居るライバルたちを寄せ付けない存在であるBMW・X5。このアドバンテージを更に確実なるものにしようと、11月16日に標準装備を拡充させ、安全性能を一段とアップさせる改良を行った。
追加された標準装備の中で、特筆すべきアイテムはPDC（パーク・ディスタンス・コントロール）である。これは駐車場や狭い道路で車両の前後と対象物との距離を音の変化で確認できるスグレモノ。豊かなる居住性がある反面、大柄なボディサイズとなってしまっているX5にとって、この装備はほんとうにありがたいものである。また、4.4iと4.8isには新しくCDオートチェンジャーが標準装備に。さらに、3.0iについてはオーディオがカセットプレイヤー付AM/FMステレオから、シングルCDプレイヤー付AM/FMステレオに変更となった。
また、この標準装備の拡充にあわせてオプションの装備も拡充。3.0iにオプションで設定されているナビゲーション＆HiFiパッケージにCDオートチェンジャーが追加された（価格は39万9000円税込み）。この他、今まで3.0iと4.0iの標準車にのみオプション設定されていたステアリング・ホイール・ヒーター（2万6250円）をスポーツ・パッケージ装着車を含む全車にオプション設定とするなどの改定を行った。
この改良により価格も変更された。3.0iの車両本体価格が645万7500円から652万円に、4.4iが903万円から911万円に、4.8isが1160万円から1169万円となった。
SUVにもっとも必要とされるパワーとゆとりを備え、なおかつ誰が見てもBMWファミリーだとわかるデザインを持つX5の唯一の弱点であった標準のオーディオが強化されたのはうれしい話である。
