搭載される直列4気筒の2000DOHC+インタークーラー付きターボのエンジンは、165kw/300N・mの圧倒的なパワー&トルクを発生する。とても気持ち良く吹き上がると同時に豪快なパワーフィールが味わえるエンジンなので、メガーヌの軽量ボディを軽々と引っ張っていく。ランエボやインプレッサほどのパワフルさではないが、ルノー・スポールならではの胸のすく走りが得られるのは確か。
17インチの45タイヤは最近ヨーロッパの幅広いスポーツモデルに採用されているコンチネンタルのスポーツコンタクト2で、操縦安定性を発揮すると同時に乗り心地もスポイルしないのが特徴。コーナーでもガチガチに硬い感じではなく、緩やかにロールをしながら懐深く受け止めてくれるような印象だ。
アンダーステアコントロールロジックを組み込んだ最新のESPが採用されており、ワインディングなどを安心して飛ばすことのできるクルマに仕上げられている。
単一グレードなので、特にお勧めはないが、ボディカラーはオレンジと黒の2色だけの設定。黒よりもオレンジのほうがリセールバリューの面で有利になると見込まれるが、今後の販売比率によって逆転もあり得るので注意が必要。オレンジの販売台数が少なければ絶対に黒よりも高くなる。