アメリカ仕込みのダイナミックなスタイリングを採用している

どことなくマーチ風とも取れなくもない後ろ姿。

なめらかなラインと伸びやかなプロフィールが分かる。

走っている姿は躍動感たっぷりのイメージだ。

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北米で大ヒット! 日本のSUV市場でもヒットの予感。

トヨタがハリアーを投入して以来、世界中の自動車メーカーが争ってプレミアムSUVを投入するようになったアメリカ市場で、日産ブランドのSUVとして人気を集めているのがムラーノ。アメリカでは月に4000〜5000台のペースで売れているというから、市場の大きさを考えても相当な人気であるのは間違いない。

その人気の高さを受けて、当初は予定のなかった日本市場にも投入することになった。日産では小型SUVのエクストレイルをヒットさせているほか、大型の本格4WDのサファリをラインナップしているが、その中間に当たるモデルがなかったこともあり、ハリアーとクルーガーVを持つトヨタに対抗する意味もあってムラーノが投入された。

全幅が1880mmに達するムラーノのボディはいかにもアメリカ感覚の斬新かつおおらかなデザインが採用されている。フロント回りの流れるようなデザイン処理などは、これまでの日産車にないもの。大胆で力強いデザインはSUVならではのものといっていい。

SUVのボディでFF車を選んでも仕方ないのではと思うかも知れないが、4WDの必要性が低い積雪地以外のユーザーなら、2.5Lエンジンを搭載した250XLでいいと思う。これだけが300万円を切る価格帯に位置している。

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代表グレード
350XV FOUR
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4770×1880×1685
車両重量[kg]
1780
総排気量[cc]
3.498
最高出力[ps(kw)/rpm]
231(170)/5600
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
34.0(333)/2800
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
8.9
定員[人]
5
税込価格[万円]
375.9
発売日
2004年9月
レポート
松下宏/オートアクセル
写真
オートアクセル
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