オペルのベーシックラインを受け持つのはコルサというハッチバック車。日本ではヴィータとして販売されていたクルマだが、そのコルサベースのクーペがティグラで、今度はそのティグラをベースにオープンカーのツイントップが作られた。
ツイントップという名前が示すように、2種類のルーフ形状が楽しめるのが特徴で、通常時にはメタルトップを閉じて普通のクーペと同じような静粛性、快適性が味わえ、これをわずか18秒という短い時間で開けば、オープンカーの爽快なドライブが楽しめる。プジョー206や307などと同様の仕組みで、フランスのウーリエ社製の開閉機構が採用される。ツイントップの生産自体もウーリエ社が担当するという。
外観デザインはクーペの状態でもなかなかカッコ良い。オペルには児玉英雄さんという日本人デザイナーが在籍していたが、その児玉さんが定年退職される前に最後に関わったのがティグラだという。フロント回りのデザインは最近のオペルのアイデンティティーに基づいたもの。ライト形状やグリル回りに統一性が感じられる。オープンにしたときにもすっきりしたカッコ良さが確保される。