初めての新車購入納車までの流れや必要書類、注意点
目次
知っておきたい新車購入の流れと注意点
新車を購入する際は、大きく以下の5ステップで進みます。
まず、乗りたい車を決めます。車を決めてお店に行くと、希望する車のおおよその値段が分かります。この段階でローンを利用するかしないかなど支払い方法を検討し、必要であればローンの仮審査に進みましょう。
車を購入し車検証を発行してもらうには、車庫証明が必要です。そのためには事前に駐車場を確保しておく必要があるので、一般に購入契約の前に駐車場の契約をします。
購入時の支払い方法が決まり、駐車場も確保したら、車の購入契約です。一般的に、このタイミングでローン契約をすることが多いですが、金融機関でローンを組む場合には見積書などを使って事前にローン契約を済ませることもできます。
ローンではなく一括で購入する場合は、お店で手付金を支払い、残りを銀行振り込みなどで支払うというパターンが多いようです。
ディーラーに行くのに予約は必要?車種はある程度決めておくべき?
ディーラーに行くのに、予約は必要ありません。車種が決まっていない段階での訪問もできます。
ただし1~3月の土日など混んでいる時は、予約をしておいた方がスムーズでしょう。また全ての車種が試乗できるとは限らないので、試乗したい車がある場合、事前に連絡し確認しておくことをオススメします。
新車購入におすすめの時期とは?
1~3月および9月の決算期がオススメです。この時期はディーラーにとっての決算期であり、ディーラーも目標達成に必死なので、値引きが引き出しやすいからです。ただしディーラーの販売台数は「その月のうちの新車登録完了台数」で数えられます。あまりギリギリになってお店に駆け込んでも値引き対象になりにくい可能性があります。3月末、9月末の決算時期に新車を購入する場合は、新車登録が月内に間に合うよう早めのスケジュールで動きましょう。
納車までの日数はどれくらい?
納車までの日数は、1~3か月程度が一般的です。ただし「人気車種」「部品が不足している」などの事情がある場合は、長いと半年以上待つこともあります。
新車登録の日によっては損をするってどういうこと?
車を購入する時は「納車日」が注目されますが、自動車税を考えると「新車登録の日」が重要です。一般的に新車登録は納車日の数日~1週間前であることが多いです。
自動車税は、新車登録の翌月から支払います。そのため9月1日に新車登録すれば10月1日から納税対象となり、約1か月間の自動車税が不要になります。一方、9月30日に新車登録すると翌日から自動車税を払うことになるため、1か月分、金額に差が出ます。ディーラーは「その月の実績」を作るためにその月のうちの登録を勧めることが多いので、翌月上旬に登録して貰うようにしましょう。
新車値引きの相場や交渉術
一般的に、新車の値引き相場は5~15%といわれています。ただし購入したい車種の人気度合いやディーラーの営業方針、営業マンによっても異なります。「全く値引きしてくれないな」と思ったら、購入するお店を変えるのも一つの選択肢です。
また交渉によって値引き額が異なってくるので、購入する時期、値引き額と下取り額の明確化など、ポイントを学んで上手く値引き交渉をしましょう。
新車購入で必要になるもの・必要書類
新車を購入する際には、実印、印鑑証明、車庫証明、身分証明書などが必要になることが多いです。ただし以下のような条件次第で必要書類が異なるので、自分に当てはめて事前にチェックしておきましょう。
- 購入するのは普通自動車か、軽自動車か
- 車庫の住所はどこの自治体なのか
- 一緒に下取りや買取をしてもらうのか
- ローンを組むのか、現金で支払うのか
「事前に書類を準備しておきたい」という場合は、早めにディーラーに確認しておくと安心です。必要な書類や具体的な取得方法は以下でも案内していますので、参考にしてみてください。
更に差がつく! 「新車なのに中古車?」登録済み未使用車
「車の購入費用を少しでも抑えたい」という人に知っておいて欲しいのが、「登録済み未使用車」です。これは、陸運局に車両登録されたものの、実際には使われていない車を指します。
陸運局に新車登録するとナンバーが付けられ「販売済み」という扱いになるため、新車としては売れません。中古車という扱いになると、どうしても新車よりは値段が下がります。それでいて年式はきわめて新しく、展示のための移動を除けば走行距離はほぼゼロという新車同様の状態の良さが魅力です。
「登録済み未使用車」が存在している背景には、メーカーとディーラー・販売店の関係があります。メーカーに報告するために販売実績を作りたいディーラー・販売店が、自分たちのお店などで「買った」ことにして新車登録を済ませ、それを「使用済み未使用車」として売るのです。
車種によっては流通量が限られているため「お店に行けばすぐに買える」というものではありませんが、ディーラーや中古車販売店に在庫があれば検討してみても良いでしょう。
「車の購入費用を少しでも抑えたい」という人に知っておいて欲しいのが、「登録済み未使用車」です。これは、陸運局に車両登録されたものの、実際には使われていない車を指します。
陸運局に新車登録するとナンバーが付けられ「販売済み」という扱いになるため、新車としては売れません。中古車という扱いになると、どうしても新車よりは値段が下がります。それでいて年式はきわめて新しく、展示のための移動を除けば走行距離はほぼゼロという新車同様の状態の良さが魅力です。
「登録済み未使用車」が存在している背景には、メーカーとディーラー・販売店の関係があります。メーカーに報告するために販売実績を作りたいディーラー・販売店が、自分たちのお店などで「買った」ことにして新車登録を済ませ、それを「使用済み未使用車」として売るのです。
車種によっては流通量が限られているため「お店に行けばすぐに買える」というものではありませんが、ディーラーや中古車販売店に在庫があれば検討してみても良いでしょう。