- 多くの自治体はPayPayで自動車税を納付できる
- PayPayで納付するメリット/デメリット
- 他の納付方法との違い
- PayPayでの納付方法
- Paypayでの納付に関するよくある質問
- 自動車税の支払いに関する関連記事
多くの自治体はPayPayで自動車税を納付できる
オンライン決済の手段として普及しているPayPay。 その対応範囲は広く、自動車税は2022年5月初旬の時点で秋田県を除く46都府県で納付が可能です。
また公式ページでは、2022年6月には全ての都道府県で自動車税の支払いが可能となると発表されています。
軽自動車税を納付できる自治体も増加中
軽自動車税に関しては、PayPayで納付できない自治体もまだあるようです。しかし、納付できる自治体はかなり増加してきています。
お住まいの自治体がPayPayでの軽自動車税納付に対応しているか知りたい方はこちらのPaypay公式ページを参照してください。
【注意!】名称が「自動車税種別割」に変更に
令和元年度の税制改正により、自動車税と軽自動車税の名称が以下のように変更されました。
PayPayで納付するメリット/デメリット
メリット
- 時間を選ばず、コンビニなどに行く手間もかからない
- 決済手数料がかからない
PayPayはオンライン決済なので、手の空いたタイミングで納付することができます。またクレジットカードは決済手数料がかかりますが、PayPayは不要です。
デメリット
- 納税証明書が発行されない
- 納付後すぐは車検を受けにくい
主なデメリットは納税証明書が発行されないことです。普段ほとんど使うことのない納税証明書ですが、クルマの売却時などには必要です。
納税証明書が発行されないことで、車検をすぐに受けづらいというデメリットもあります。車検は自動車税/軽自動車税の納付を確認した上で受けることができますが、車検場にオンライン決済情報が共有されるまでには納付から2週間程度かかります。
【注意!】ポイント付与は2022年4月1日より対象外に
PayPayで自動車税を支払い大きなメリットの一つに、かつては「ポイントの付与」がありました。お買い物での利用と同様に、以前は自動車税の支払いでもポイントが付与されていたのです。
しかし2022年4月より自動車税支払いによるポイント付与はなくなりました。
他の納付方法との違い
窓口(金融機関やコンビニ)・クレジットカード・PayPayでの納付による違いを以下の表にまとめました。
窓口納付 | クレジットカード | PayPay | |
---|---|---|---|
納税証明書の発行 | 〇 | × | × |
ポイント付与 | × | 〇 | × |
決済手数料 | なし | あり | なし |
納税後すぐの車検 | 可 | 不可 | 不可 |
※クレジットカードやPayPayも、後から自動車税事務所等(軽自動車は市町村役場)に申請をすれば納税証明書の発行が可能。この際、普通自動車は発行手数料が数百円かかることが多い
窓口で納付した場合は納税証明書を受け取れるので、証明書が必要な場合は現金での納付が良いでしょう。 「書類も要らないし、車検も急がない」という場合はPayPayやクレジットカードがオススメです。ただし、クレジットカードは決済手数料がかかります。
クレジットカードでの納付とどちらが良い?
クレジットカードとPayPayはどちらも手間が少ないという点で便利です。一方、お得感はクレジットカードの「決済手数料」と「ポイント還元率」の差し引きで決まります。
【試算条件】
- クレジットカードのポイント還元率が1%
- クレジットカードの決済手数料が300円
- トヨタのヤリスを2020年に購入(自動車税30,500円)
【試算結果】
- クレジットカードのポイント還元 30,500円×0.01=305円分
- クレジットカードの決済手数料を差し引くと… 305円-300円=5円
※上記はあくまで試算であり、クレジットカードのポイント還元率は個人で異なります。また決済手数料も自治体や納税額によって異なります。
上記の試算例ではクレジットカード払いでわずかにポイント還元が残りましたが、還元率などによっては却って損をする可能性もあります。
なお、以下のページではクレジットカードでの自動車税納付について詳しく解説しています。カード払いのメリットなどが気になる方は、併せてお読みください。
PayPayでの納付方法
PayPayでの納付はバーコードを読み取って支払いボタンを押すだけなので、とても簡単です。以下の画像を参考にしてください。
※アプリの利用は無料ですが、通信料は自己負担です。
Paypayでの納付に関するよくある質問
質問① 納付はいつまでに行えば良い?
回答:納付方法に関係なく、自動車税の納付期限は多くの自治体で毎年5月末日までです。5月末以外の期限を設定している自治体もあるので、気になる場合は各自治体に確認しましょう。
納付期限を過ぎると延滞金を支払わなければいけないので、注意してください。
質問② PayPayの電子マネーチャージ方法は?
回答:以下のようなチャージ方法があります。
- 銀行口座(アプリに銀行口座を登録)
- 現金(セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM)
- PayPayカード(旧Yahoo!Japanカード)
- ソフトバンク、ワイモバイルまとめて支払い など
質問③ 家族名義の税金を他の家族のアプリで支払える?
回答:可能です。例えば「親が、子の名義の納税通知書の税金を自身のPayPayで支払う」といったケースが考えられます。
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- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!