ドアバイザー(サイドバイザー)の装着率は年々減少しており、「いらない」「付けて後悔した」という人も少なくありません。後付け・取り外しが可能な装備なので、新車購入でも無理に付ける必要はないでしょう。ここでは装着のメリット・デメリットや費用相場をご紹介しています。
- ドアバイザーとは
- 現在は「不要派」が増加
- ドアバイザーのメリット・デメリット
- ドアバイザーを装着した方がいいケースは?
- ドアバイザーの装着費用
- 【結論】ドアバイザーはなくても困らない人が多い
- 新車購入前にオススメの記事
ドアバイザーとは
ドアバイザーは窓ガラスの上に付ける屋根のような樹脂製パーツで、別名「サイドバイザー」ともいいます。
主な用途は換気をしやすくすることで、ドアバイザーがあれば雨の日でも窓を開けて換気が可能です。またドアバイザーがない車両と比べて車上荒らしに遭いにくく、夏の駐車場で車内に熱がこもるのも防いでくれます。
現在は「不要派」が増加
換気の際に便利なドアバイザー。しかし最近は以下のような理由から、「小まめに窓を開けて換気する」というニーズが減少し、ドアバイザーを装着しない人が増えています。
- 空調設備の性能向上
- 車内で喫煙する人の減少
現在のクルマは、外気導入を最大限に活用すれば数分で空気の入れ替えを完了できます。また喫煙者の数も減少し、窓を開けて換気する人が少なくなっています。
いざとなれば後付けや取り外しが可能
ドアバイザーは新車購入時のオプションで選択することが多く、購入前に必要か悩む人も多いです。しかしドアバイザーは、後付けや取り外しが可能です。「購入までに決めなければ」と考えず、悩むようであれば後付けも検討しましょう。
ドアバイザーのメリット・デメリット
ドアバイザーは換気や防犯に役立つ一方、外観への影響や風切り音の発生といったデメリットがあります。
メリット
- 雨の日でも換気しやすい
- 換気で車酔いの軽減に繋がる
- 防犯対策になる
冒頭でもご紹介したように、装着の主なメリットはクルマの換気がしやすくなることです。臭いが気になる人だけでなく、車酔いをしやすい人にとっても便利でしょう。またドアバイザーがあれば、隙間からクルマを開錠されたり、窓をこじ開けられたりすることを低減できます。
デメリット
- 風切り音が生じやすい
- キレイに洗車しにくい
- 外観に影響が出る
- 左右後方の確認がしづらくなることも
ドアバイザーを装着すると、加速した状態では風切り音が発生しやすくなります。そのため解放感のあるドライブを楽しみたい人には、ドアバイザーは向かないでしょう。 また「クルマのデザインが気に入っている」「キレイな状態を保ちたい」といった人にも、ドアバイザーは向きません。
ドアバイザーを装着した方がいいケースは?
以下のような人は、ドアバイザーを装着した方がよいでしょう。
- 臭いに敏感でこまめに換気したい
- 運転中にタバコを吸う
- 車酔いをしやすい
- ペットとクルマに乗ることが多い
外気導入でも空気の入れ替えはできますが、「臭いに敏感」「車酔いをしやすい」といった場合はドアバイザーがあると良いでしょう。
またペットがいる人の場合、ペットの車酔いの防止や車内での留守番対策といった点でドアバイザーが役立つことがあります。
ドアバイザーの装着費用
「費用次第ではドアバイザーを装着しても良いかも」と考える人のために、ここではドアバイザーの費用相場を解説します。
ディーラーで付けるなら2~3万円
ディーラーのメーカーオプションなどで装着する場合、相場費用は工賃を含めて2~3万円です。なお同じメーカーでも、車種によって費用が異なります。
後付けなら5,000~3万円
後付けの場合、ドアバイザー本体の価格は社外品なら5,000~1万円程度のものが多いです。純正品では、2万円前後かかります。また工賃は1ヶ所1,000~2,000円で、前後の4ヶ所に付けるなら4,000~8,000円程度です。
【結論】ドアバイザーはなくても困らない人が多い
ドアバイザーが必要かどうかは、個人によって異なります。ただし空調機能の性能が向上していることを踏まえると、「無くても困らない」という人が多いでしょう。新車購入で装着に迷うのであれば、様子見をして「欲しくなったら後付け」も一つの選択肢です。
新車購入前にオススメの記事
新車購入では、グレードからオプションの選択まで迷うことが多いです。特にオプションは、付けているうちに予算オーバーになっていることもあります。以下の記事を参考に、オプションを改めて見直してみましょう。
- Supervised by norico編集長 村田創
-
中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!