
なぜ車のナンバーにアルファベット?
自動車のナンバープレートにアルファベットが記載されるケースは、主に以下の2通りです。
- 分類番号の2桁目または3桁目に使用(番号の枯渇を防ぐため)
- ひらがな部分に使用(駐留軍関係者の車両であることを示すため)
近年特に注目されているのが、分類番号にアルファベットが使用されるケースです。
これは一般に「アルファベット入りナンバープレート」と呼ばれ、希望ナンバー制度で特定の番号への申請が集中したため、番号の枯渇を防ぐ目的で採用されました。
アルファベット入りナンバープレートの詳細
ここでは、近年注目されているアルファベット入りナンバーの定義や導入理由、使われているアルファベットと構成、対象地域、取得方法について、わかりやすく解説します。
アルファベット入りナンバープレートとは?
冒頭でも紹介したように、アルファベット入りナンバープレートとは、一般に分類番号(地名の右側)の部分にアルファベットが含まれるナンバープレートを指します。
かつて分類番号には数字のみが使われていましたが、2018年から一部地域でアルファベットが採用されるようになりました。
なぜ分類番号にアルファベットが採用された?
ナンバープレートの分類番号にアルファベットが採用されたのは、番号の枯渇を防ぐためです。
ナンバープレートは車両の識別に使われるため、地名・分類番号・ひらがな・一連指定番号の組み合わせによって、他の車両と重複しない仕組みになっています。
しかし、1995年に希望ナンバー制度が導入され、人気が集中する番号の組み合わせが不足するようになりました。この対策として、分類番号にアルファベットが採用されたのです。
※軽自動車の希望ナンバー制度導入は2005年
どのアルファベットが使われている?
2026年3月現在、分類番号に使用されるアルファベットは以下の10種類です。
A / C / F / H / K / L / M / P / X / Y
「B(8に似ている)」や「I(1に似ている)」など、数字と識別しにくいアルファベットは採用されていません。
また、分類番号が数字の組み合わせで間に合う段階では、アルファベットは採用されません。原則として、数字の組み合わせを使い切った段階で3桁目の「A」から2桁目の「Y」へと昇順で使うルールとなっています。
導入されている地域は?
アルファベット入りナンバープレートは2018年に導入され、はじめに東京都(練馬ナンバー)、次いで神奈川県(横浜ナンバー)、愛知県(名古屋ナンバー)…と広がっています。
導入地域がまとめられた公開資料はありませんが、都市圏かつ車の多い地域で導入が広がっていると推測されます。
アルファベット入りナンバープレートの取得方法は?
アルファベットを採用している分類番号は、希望ナンバー制度のように任意で指定できません。また、数字のみの分類番号が残っている地域では、アルファベットが発行されません。そのため、計画して好みのアルファベット入りナンバープレートを取得するのは困難です。
ただし、アルファベット入りの分類番号が導入されている地域では、希望ナンバー制度で人気の高い番号(縁起のよい数字やゾロ目など)を選ぶことによって、アルファベット入りになる可能性が高まると考えられます。
駐留軍関係者用ナンバープレートの詳細
ここでは、在日米軍など駐留軍関係者の車両に使われるナンバープレートについて、構成や使われているアルファベットを解説します。
駐留軍関係者用ナンバープレートの特徴は?
駐留軍関係者の車両のナンバープレートは、ひらがな部分に「よ」またはアルファベットが採用されています。ポイントは、アルファベットが採用される位置が分類番号でなく、ひらがな部分であることです。
どのアルファベットが使われている?
駐留軍関係者の車両のナンバープレートに使われるアルファベットには、次のようなものがあります。
A / B / E / H / K / M / T / Y
特に代表的なのは「Yナンバー」で、駐留軍関係者が使用する私用車両で多く見られます。使用されるアルファベットは、車の種類や調達方法などによって異なるようです。
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- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!

